10th YEAR BIRTHDAY LIVE Day1 感想

※本記事ではライブの内容に触れています。2日目は1日目とは異なるセットリストにはなりますが、一部演出等は共通している可能性もあるため、ネタバレを避けたい方はご注意ください

10th YEAR BIRTHDAY LIVE参戦しました!!
このライブは乃木坂46のデビュー10周年をお祝いするもので、グループ初となる日産スタジアムを会場に行われました。

今回はライブの中でも特に印象に残ったいくつかのポイントについて熱が冷めないうちに書いていこうと思います!

いつもと違う始まり

いつもであればOvertureが終わるとメンバーがステージ上に現れそのまま1曲目が始まりますが、今回はそんないつものパターンとは異なる始まり方でした。ステージ上に現れたのはキャプテンの秋元真夏ただ一人。10thバスラの開幕宣言とも言える挨拶に始まり、そこから期ごとに全メンバーが呼び込まれました。結成当時から10年間乃木坂を支え続けてきた1期生はせり上がりで登場し、その偉大さを感じさせました。

豪華なナレーター

今回曲間のVTRのナレーションを担当したのは声優・ナレーターの佐倉綾音さんと山寺宏一さん。さすが10周年なだけあってこのような部分も豪華なキャスティングになっていますね。
声を聞いた瞬間に「あやねるだ!」「山ちゃんだ!」と興奮してしまいました(笑)

卒業生サプライズ登場

生駒里奈

1日目はデビュー年の2012年から2016年までの曲を振り返るセットリストになっており、当時は加入前だった後輩メンバーがかつてそのポジションを務めていた卒業生への思いを綴る手紙を読むVTRが演出として入りました。
「せっかちなかたつむり」の前には梅澤美波から白石麻衣に向けた手紙が、「狼に口笛を」の前には佐藤楓から伊藤万理華に向けた手紙が読まれました。しかしこの演出は次の曲で起こるサプライズに向けた振りだったのです。
次の曲は「制服のマネキン」。ここでステージ上にサプライズ登場したのはデビュー曲から5作連続でセンターを務め、この曲のセンターも務めた生駒里奈。卒業生である生駒ちゃんの登場に会場全体がどよめきました。
生駒ちゃんのパフォーマンスは現役時代から全く衰えておらず、今すぐにでも乃木坂に復帰できるくらい現役メンバーに混ざって一緒に踊っていても違和感を感じないものでした。
自分が乃木坂にハマった頃はちょうど生駒ちゃんが卒業するタイミングだったので、生駒ちゃんのパフォーマンスを一度も生で見ることができなかったのをずっと悔やんでいました。生駒ちゃんが卒業してから4年が経った今、生駒ちゃんが踊る制服のマネキンを生で見ることができるなんて本当に夢のような時間でした。

伊藤万理華

まりっかは17曲目のここにいる理由で登場。いきなりステージ上に姿を現し、現役時代と変わらない圧倒的な存在感を放っていました。
卒業後も表現力を生かし演技やダンスで大活躍。さらには個展も開催しています。そのような活動を重ねてますます表現力に磨きがかかっていることがパフォーマンスからも伝わってきました。
まりっかに関わらず乃木坂の卒業生はそれぞれの道でさらなる成長と活躍を続けていますが、そんな卒業生が現役メンバーと共に再び乃木坂の曲を踊り、その成長を感じられたことにはとても感動しました。
最後に何も言わず笑顔を見せて去っていった所が最高にかっこよかったです。
個人的には在籍中は正直そこまで注目して見ていたメンバーではなかったのですが、昨年放送されたドラマ「お耳に合いましたら。」をきっかけに一気にまりっかの魅力に取り憑かれ、もっと前から知っていれば...と後悔していたので、今回生でパフォーマンスを見られたのは本当に嬉しかったですね。

シンプルなステージ構成

今回は花道が真ん中ではなくアリーナの外周をグルっと囲むように配置。バックステージは昇降式になっていました。
さらに両サイドには巨大な骨組みが組まれ、2階席とほぼ同じ高さにステージが設置されていました。
1階席と2階席の間はビルで言うと3階相当の高さがあり、メンバーはその高さを階段で登っていました。野外なのでフライングや気球を使うのは難しいだろうと思っていましたが、階段という最もアナログな手段で2階席へのアプローチを行った点には驚きました。
メンバーもパフォーマンスの合間にあれだけの段数の階段を昇り降りするのはかなり大変だったと思います。
以前のライブではムービングステージを用いたこともありましたが、今回はそれもなく、比較的シンプルなステージ構成だったと思います。ステージの仕掛けではなく、メンバーのパフォーマンスそのものに注目してほしいという意図があるように感じました。

天気予報を覆した横浜の青空

バスラが開催される2日間はずっと雨予報になっていました。しかし当日になってみると雨は午前中のうちに止み、ライブの開演時間には嘘のように晴れ渡ったバスラ日和の天気になっていました。
「何度目の青空か?」の曲中に空を見上げてみると会場の真上には雲がひとつもなく、まさに曲名通りの青空が広がっていてとても綺麗でした。
乃木坂とファンが10年間で積み重ねたパワーで天気まで動かしてしまったと感じた瞬間でした。

ファンの団結力が光ったサイリウムの海

卒業生の深川麻衣がセンターを務める「ハルジオンが咲く頃」ではアリーナが黄色、スタンドが白に染まり、会場に大きなハルジオンの花が咲き誇りました。続けて披露された「サヨナラの意味」ではセンターを務める卒業生・橋本奈々未のサイリウムカラーである緑一色に染まりファンの団結力を感じました。それと同時にその場には居なくとも卒業生の魂は確かにここにあると感じることができました。ステージにいる現役メンバー、それを見守るファン、そしてここまでの歴史を作ってきた卒業生その全員で辿り着いた日産スタジアムだということを改めて思いました。
そういえば「サヨナラの意味」は近年飛鳥ちゃんがセンターを務めることが多いイメージでしたが、今回は真夏さんがセンターだったのも新鮮でしたね。

5期生曲「絶望の一秒前」

実は最新シングル「Actually...」を全然聴けておらず、この曲はバスラで初めて聴いたのですが、めちゃくちゃいい曲ですね。一気にハマってしまいました。
これまでの3期生や4期生のことを思い返すと最初の頃はわりとシンプルで歌いやすい曲が多かったですが、この曲は英語詞やラップパートなど初めての楽曲にしては比較的難しめであると思います。
しかしそのような楽曲を与えられ、それを堂々とパフォーマンスする彼女たちからは圧倒的なポテンシャルの高さを感じました。
1曲目からこんないい曲が来たらこれからの5期生曲は一体どうなっていくのか、彼女たちの成長と共に今後の楽しみになりました。

後半のセットリストについて

自分の中ではてっきり1日目は2012年から2016年の曲しかやらないのかと思っていましたが、後半戦では2017年以降の曲も披露。1日目しか来れない人もいると思うので、そういう人にとっては最近の曲も聴けたのは良かったと思います。
ただ、前半パートは乃木坂の歴史を辿るいい流れだったと思うのですが、後半パートのセトリは少し流れが雑でチグハグな感じになってしまったように思います。特に「他人のそら似」→「I see...」の流れはどっちもかなり好きな曲だけに、もっといい流れでやってほしかったなーと違和感を持ってしまいました。
自分だったら「ごめフィン」→「インフル」→「ジコチュー」→「スカイダイビング」→「I see...」→「君に叱られた」→「他人のそら似」とかにしてましたね。

見事に成功した記念メッセージ

本編最後のMCでは10周年特別企画と題して、乃木坂10周年とバスラ開催を記念した航空写真が撮影されました。
観客のサイリウムでメンバーへのメッセージを作成したのですが、先日行われた日向坂46の東京ドーム公演(ひな誕祭)では同様の取り組みを行おうとして残念ながら失敗に終わったこともあってか今回はサプライズではなくメンバーからの指示によって行われました。指示の方法もとても親切になっていて、絶対失敗させないようになっていました(笑)
アリーナ席は乃木坂のロゴマーク、そしてスタンド席は「10th YEAR BIRTHDAY オメデトウ」の文字になっていて、8万人規模ともなるとこれだけのことができるのだなと思わず感心してしまいました。一人一人のサイリウムによって作られているとは思えないくらい綺麗な仕上がりになっていて、公式Twitterなどに写真が上がるのが楽しみです。

アンコール

アンコールでは生駒ちゃんとまりっかが再登場。2人と一緒に「会いたかったかもしれない」「ハウス!」の2曲をパフォーマンスしました。今やすっかり女優などのイメージが強い2人ですが、花道を全力で走り、ファンを煽る姿を見ると現役メンバーにも全く引けを取らないくらい「アイドル」になっているのが凄いですね。
最後の挨拶では生駒ちゃんはさすがのMC力でしたし、まりっかの言葉を聞いて今でも元乃木坂の看板を背負って各所で活躍している卒業生のことも引き続き応援していこうと思いました。今乃木坂がこれだけ大きなグループになっているのはOGの卒業後の活躍も大きく影響していると思います。改めて乃木坂に在籍した全てのメンバーに感謝したいです。

歓声はどこまでありなのか?

今回の公演では、「歌唱やコール、メンバーの名前を呼ぶ行為などは禁止」とされた一方で、「演出の都合で思わず出てしまう一時的な歓声はOK」ということが事前に公式ホームページでアナウンスされ、当日の影ナレでも同様のアナウンスがありました。
しかし、このような形だと何でも「思わず出てしまった」ということにすればOKだとこじつけてコールをする輩が出てくるのではないかと心配していました。
案の定その予感は的中し、公演中コールが聞こえてくる機会が何度もありました。
また、メンバーからもコールアンドレスポンスを煽るような機会が何度かありました。メンバーとしては心の中で言ってねという気持ちだとは思うのですが、あれだけテンションが上がっている状況でメンバーに煽られたらそれこそ“思わず”声を出してしまった人も結構いたと思います。
実際自分も何回か声を出してしまったのですが、2年以上声出し禁止のライブが続いていることですっかり声の出し方を忘れてしまったのと、やはりどこかで無意識に抑えようとしているところがあるのかめちゃくちゃ小さい声しか出ませんでした。
運営としてもまだこのあたりは手探りでやっているのでしょうが、観客共々もう少し考えた方がいいかもしれないですね。

2日目のセトリ予想

2日目は2017年から2022年までの歴史を振り返る構成となっており、1日目の後半に披露された「インフルエンサー」や「君に叱られた」なども前半に披露されることになると思います。その一方で1日目に披露された曲も後半で何曲か披露されることになると思います。予想としては「ガールズルール」や「裸足でSummer」あたりは2日目もやるでしょうね。
また、本編最後にはオーケストラによる生演奏のパフォーマンスがあり、1日目は「夜明けまで強がらなくてもいい」「僕は僕を好きになる」「Sing Out!」の3曲が披露されました。2日目は「君の名は希望」「ハルジオンが咲く頃」あたりがここに来るのではないかと予想します。
そして最も注目なのが、ゲストの登場ですね。1日目は生駒ちゃんとまりっかが来たということで2日目もまた卒業生が来るだろうと思います。白石麻衣、西野七瀬、若月佑美、桜井玲香あたりが来そうかなーと予想します。また、5月14日に50歳の誕生日を迎えたバナナマン日村さんの登場にも期待したいです。

それでは2日目も引き続きバスラを楽しみましょう!

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