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通信大学生の夏・スクーリング旅3日目

前の日記の続き。

3日目の朝は耳栓のおかげで夜中は起きることなく、
でも6時起床予定がやはり5:30には目が覚めました。
この生活リズム、帰っても定着させたい…

リビングで朝ごはんを食べていたら、
関東から来た女性とちょっとお話しできました。
その前にもちょっと話したのですが、
本が好きとのことで、下賀茂神社の古本市に2日続けて行くとのこと。
たぶんこれですね。素敵。

「すごい古文書とかじゃないけど、楽しいんですよ~」
とわくわくしている様子がかわいらしかったな。

この日も7時過ぎに出発、
自習室で勉強してから授業へ。
鬼門の科目ということもあり、
結論から言うと撃沈でした。
沼りすぎてその日に書いた日記から泣き声が聞こえてきそう…

休み時間に休む余裕もなく、
みんなお昼ごはんを食べに行く中ひとりで教室に残って、
お菓子をかじって練習問題などやっていたけど、
最後の試験は半分真っ白。
時間に追われるのがもともと苦手で、
焦れば焦るほどパニックになってしまい、
頭も手も動かなくなってしまいました。

授業が終わってすぐにトイレに行って、
個室の中でボロボロ号泣。
もうこの日は残って勉強する気力もなく、
とぼとぼ帰宅しながら涙が止まりませんでした。
さすがに怪しすぎるのでマスクをして。

この日はちょっとお酒を飲もうと、
スーパーでお酒を2本買って帰宅。
アテにローストビーフも。
シャワってリビングでプシュ。
まだ泣きそうだったけど、人もいるしがまん。

黄桜のクラフトビール「京都麦酒」
おいしかった

はぁ…どうしたもんか…
とぼんやりしていたら、
目の前のキッチンのごみ箱に、
にょろりと茶色い動物が現れました。

…!?!?
猫!?ちがう!長い!え!?
イタチだ!!

ゲストハウスのどこかの隙間から入ってきて、
ガサガサとごみ箱をあさっているのです。
そういえば、さっき夜なのにオーナーがごみ回収してた…
常習犯なのか、このイタチ…!

隣のテーブルの男性は気づいていない模様。
どうしよう、こっちに害はなさそうだけど…
とっさにその男性に

あの、なんか、動物がいるのですが…

と声を掛けたら、読んでいた本を置いてごみ箱に向かってくれました。
するとイタチは何も取らず、
ぴゅーっと隙間から消えていきました。。

見ました?!あれ、イタチですかね。

そうですね、どこかいっちゃいましたね…

その発音でその男性が外国人とわかりました。
見た目がアジア人だったのと、
読んでいる本も日本の本だったのですっかり日本人だと思っていました。

あ、日本の方じゃなかったんですね、すみません…
日本語お上手ですね

ありがとうございます、台湾人です
京都の大学院を受験しに来ていて…

とのことで、ちょっとお話しすることができました。
何度か日本に来ていること
音楽の勉強をしていること(坂本龍一の本を読んでいました)
台湾ではあまりお酒を飲む機会がないこと
居酒屋というものも日本はすごく多いこと
でも日本に来て外でごはんを食べるとつい頼んでしまうこと
(私が缶ビールを開けているから気を遣わせてしまったのかも)
いろいろお話ができてうれしかったです。

なんだか、自覚はないからこそ、
酔っぱらって絡んでいる変な日本人と思われているかもしれないと思い、
それ以上話さないようにしました…
私も読書中に酒飲んでるおっさんに話しかけられたら嫌だもんね…

なんだか、イタチが現れたり、
がんばる台湾人の若者と話したりで、
沼から少し這い上がれました。
ひとりでビジネスホテルとかにいたら、腐っていたかもしれません。
ゲストハウスに泊まってよかったな。

そして↓のとおり友人にも相談し、気持ちを立て直すことができました。

自分が、これまであまり勉強をしたことがなかったので、
「あんなにがんばったのに報われなかった」
という経験をしたことがなく、
挫折というのはこういうことか、
とこの年になって初めて知りました。
がんばってこない人生だったのです。

でも、私の場合はまだ終わりじゃない、
試験のチャンスは大学にいる限りあるから、
諦めずにがんばろうと決めました。
この日も早めに就寝。
明日もがんばるぞ。


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