見出し画像

トレンドスイーツ情報 [フローズン スモア][ダフィン][スフォリアテッラ]編

最近のヒットスイーツといえば、パンケーキにポップコーン、NYカップケーキやフレンチトースト。
どれも専門店に行列ができるほど大ブームを巻き起こしました。

パティシエとして、お菓子作りや新しい商品の開発のためにも、流行のスイーツをチェックしておくことも必要ではないでしょうか。

今回ご紹介するのは、もうすぐ「くる!」こと間違いなしの最新トレンドスイーツ。
ブレイク寸前のスイーツたちを、一足お先にチェックしておきましょう。


フローズン スモア


出典 instagram.com rlstr33t

「フローズン スモア」は、チョコとバニラジェラートを冷たいままマシュマロに包んで冷やし、周りのマシュマロに焼き目を付けたスイーツです。

もともと「スモア」は、アメリカのキャンプには欠かせない、子どもにも大人気のスイーツ。
木の枝に刺して火で焼き目をつけたマシュマロを、グラハムクラッカーと呼ばれる薄いクッキーでチョコレートと一緒にサンドしたもの。
語源は「some more(もう少し欲しい)」。
いくつでも食べたくなってしまう、病みつきおやつなのだそうです。

その「スモア」をキャンプ以外でも食べられるように開発したのが、この「フローズン スモア」。
ニューヨークと東京に店を構える「ドミニク アンセル ベーカリー」のオーナーであり、ペイストリーシェフでもある、ドミニク・アンセルが開発しました。

「フローズン スモア」のマシュマロは、冷やしたあとに焼くことで、中がふわふわ&トロットロに。
その熱で中の冷たいアイスとチョコレートがとろ~っと溶け出します。
表面は焦げ目をつけてパリッと。
内側はふんわりしてあったか。
さらに食べ進めるとヒヤッと刺激的な冷たさが待ち構えます。
この食感の変化の楽しさがたまらない、とニューヨークでは大人気です。

「フローズン スモア」は2015年6月に日本に上陸したばかり。
この新食感、ぜひ一度試してみてください!


ダフィン


出典 instagram.com imogenwj

クロワッサンたい焼きやフレンチワッフルなど、年々勢いを増しているハイブリッドスイーツ。
その中でも、2015年要注目なのが「ダフィン」。
イギリスの伝統的な洋菓子・マフィンと、アメリカを象徴するスイーツ・ドーナツの美味しいところを「イイトコどり」した新感覚スイーツです。

ドーナツ生地で焼いたマフィンにジャムを詰めた後バターに漬け、粉砂糖をまぶして仕上げます。
外側はドーナツのようにサクッとした食感。
しかし中はマフィンのようにふわふわモチモチ。
ジャムも程よいアクセントになっています。
生地のしっとり濃厚な味わいも人気の秘密だとか。

発祥地ロンドンでは2011年に発売され、現地のスターバックスなどをはじめ、すでに新定番となっているスイーツです。
日本でも一部のカフェなどで販売されているとのことですが、残念ながら本格的な日本上陸は未定。
本場の味を早く味わいたいものですね。


スフォリアテッラ


出典 instagram.com dispidi

イタリアで400年も前から作られていた伝統的な焼き菓子「スフォリアテッラ」。
イタリアの海岸都市アマルフィにある修道院のシスターが、ありあわせの材料をアレンジして作ったことが始まりと言われています。
日本ではほとんど知られていませんでしたが、テレビ番組で紹介され2015年の注目スイーツに仲間入りを果たしました。

「スフォリアテッラ」は貝殻をかたどった、ヒダが何層にも重なった生地の中に、リコッタチーズ・カスタードクリームやアーモンドクリーム等を入れて焼き上げたパイのようなスイーツです。
普通のパイと違うところは、何といっても超極薄生地のパリパリ感!
この、重厚感がありつつもパリッとした食感は、ほかのスイーツでは決して味わえません。
ラードを使用しているため香ばしさもバツグンで、カフェラテやカプチーノのお供にぴったりです。

専門店はまだ数少ないようですが、置いているベーカリーやドルチェに加えるイタリア料理店も徐々に増えてきています。

いかがでしたか?
話題になっているとはいえ、どのスイーツも日本で味わえるお店は稀少。
レシピを元に自分で作って味わってみるのも一つの手かもしれません。
本格的なブームがやってくる前に要チェックです!

パティシエ、パン職人、販売スタッフの求人はこちら