#恋愛 #アドバイス #女性 #人間 #自己受容 #高校生のわたし #25歳のわたし #思いつき以上思考未満

〈高3の私との出会い〉

部屋の片づけをしていた。

小学校の時の塾の資料集とか、
中高生の時のノートや教科書とか、
大学受験時代の過去問ノートとか
塾のテキストとかをわりと
とっている方なのだけれど、
その中に出てきたのが、高校3年生の
とき、学校で自由選択授業で履修
していた小論文の授業のノートだった。確かたった4〜5人くらいしか生徒はいなかったけれど。

小論文の試験に向け、文章を書く練習のために、例えば毎回天声人語を2つ以上書き写すことが課題にあって、
授業では、自分の好きな食べ物について、「好き」とか「おいしい」という
言葉を使わずに400字で表現する、とか私にとっては結構楽しい課題が多くて好きな授業の１つだった。

そういう課題の１つに、
新聞に投稿される悩み相談に
実際に自分も答えてみよう、があった。下の写真は朝日新聞の悩みのるつぼ、のその課題である。部屋の片付けをしている私は奇しくも現在25歳。この投稿の女性も25歳。

〈高3の私から25歳女性へ〉

久しぶりに手にしたから、
どんな質問にどんな解答をしたのか
読んでみたら、17〜18歳の、
まだ恋人なんてできたことのない、
片想いしかしたことのない
過去の自分が、
しっかりきちんと人に寄り添いつつ、
強い自分の意思を持って生きていた。
まず驚いたのが、特に心理学の知識もなかった当時の私が、きちんと積極的受容から入っているということだった。

そして、次の言葉が刺さった。

ー周りからの視線を気にしてー

ー誰か特定の人に気に入ってもらいたくて、外側の自分だけを着飾って、

自分の好きなことややりたいことをおし殺していませんか。ー

25歳の今は、決して着飾ることを
否定しない。それが、自分にとってHappyならば。
この時だっておそらく同じ気持ちで
書いたと思う。わからないけれど。

〈大学生以降のわたし〉

ふと、自分の大学生になってからのことを考えた。
あまりファッションとか
化粧とかそういう“女の子が好きそう”
みたいなものはやはり関心がないまま
大学2〜3年生になって、

でもその頃に
初めて恋人ができて、私は多分変わった。（今はその頃とはまた変わったけれど。）

あの、恋人がいた時の私は、
いや、今も、好きな人がいる時の私は、やはりどうも「好かれたい」と思う。「好きになってほしい」と思う。私の場合、不特定多数の誰かにモテたいとはあまり思ったことはないけれど。

それでもやっぱり、できれば、
恋愛対象となるような方に、
好きな人に、可愛いと思ってほしい、
素敵だと思ってほしい、と思うあまりに、（それ自体は決して悪いことだと私は思わないけれど、それで自分がキラキラ楽しく可愛くなれるなら十分だと思うけれど、）

可愛いと思ってほしい、好きだと思う気持ちが強いばかりに、嫌われたくない、否定されたくない、
と思う。

そうして自分を押し殺した方が良いかもしれないなんて思う。

恋愛だけじゃない。友人関係だって
家族だって、
やっぱり、特定の誰かに
気に入ってもらいたいから
嫌われたくないから、押し殺すことはある。
仲良くなればなるほど、親密であればあるほど。

ところで、

私は今、25歳で正規の職についていない。

無職だった昨年1年間、アルバイトはしていたけれど、やはり両親や友人たちに、
「いつまでフラフラしてるの？」
「休養したいって、もう休んだでしょ？」
「みんなは働いてるのに」
「本当なら3年目よ（私は院卒なので昨年が新卒。何が本当で何が嘘なんだか、この親の発言にだけは、疑問だけれど。）」

どれだけ言われたかわからないけれど、応援してくれる人たちもたくさんいた。

それでも、マイナスな言葉の矢は、ダメージが大きかった。

2019年になって、やっと、やっと少しずつ4ヶ月かけて、休職から1年かけて、

「今しか生きられないから、親の世話になっているのはどうにかせねばならないけれど、人と比べたって仕方ない。
あの子と私は生きてるペースがそれぞれ違うんだ」と言い訳としてではなく、
次に進むためのステップとして、それを受け入れられるようになった。
そうなるのに1年かかった。

でも、この高3の私の言葉を見て

衝撃が走った。

大事なこと、高3の私の方がちゃーんともうわかってたんだ。

恋愛だって恋愛じゃなくたって、
他人の目を気にして、という状況は変わらない。

正規の職についていない、というのは自立の面から考えると大きなマイナスである。

24〜25歳の間、
周りに結婚する友人が増え、
働いていない自身の状況や
周りの同い年だけど社会人3年目の友人たちの仕事ぶりや生活ぶりをみてひどく落ち込んでいた。

魅力がないから転職できないのだな。

そんな魅力ない、職もない私じゃ、好きな人の眼中にも入ってないかもなぁ。とか…

でも、
私には私の事情があって、
25歳までさまざまなことを経験して今がある。
その時々の私が、その時の自分にとって何が最良の選択か、いまを生きることを大切にした結果何が大切か、
考えて選択してきたことには、
私はこれまで後悔したことがない。

今、正規の職についていないのも、
様々な事情もあるし、25歳で女性で職歴ないからとれないなどと断られたり、というのもあるけれど、

それでも私が、自分の意思で選んできた道の中で、「自分の心身には気を遣いながら、その中で少しずつ私にできること」を、模索してきた結果でもある。

大切なのは、「自分のことを好きになって、そんな自分の好きなことや、やりたいことをもっともっと磨こうとしていく、そうして自分の好きなことをやっている人」

当然、やりたいことだけやればいいや、という論ではなくて、

まず最初に

自己受容。存在を好きになる。

それから、

自分の好きなことを知って尊重する。

そうしているうちに、内面からHappy に。

そうか、18歳のわたしの考えだと

わたしが好きな人を好きでいるように、自分のことを好きでいることがまず何よりのはじめかもしれない。

高校生の時の自分の方が、

「人」としてのわたし、の意識がきちんとあった。

6年間の女子校生活を終えて
大学から共学になって、

やはりいつの間にかわたしは、
「人」としての存在ではなく、
「女性」である意識が
共学という環境のなかで知らず識らずのうちに強くなっていたのかもしれない。

どんな人だってまずは人間。
人としての自分、相対的に見ず、
絶対的な存在としての自己を
ぶれずに確立していることって、
大切だったりするんじゃないかなぁ。
まずは、
自己受容。自己を確立すること。

25歳、周りに彼氏、婚約、結婚、出産、増えているけれど、

ちゃんと私が私をよく見て
好きなところも、直したいところも、
嫌いなところも、
まずは、ちゃんと私と向き合おう。

恋愛は、そうしているうちに…。
私が受け止めた、私
を好きだと思ってくれる、
認めてくれる人が、
私の好きになった人ならラッキーだね♡

（https://publicdomainq.net/tag/抱擁（ハグ）/ ）
2019/5/10

・トップ画像のURL

https://www.photo-ac.com/main/detail/2267465?title=ラブレターを書く
2019/5/10閲覧

「悩みのるつぼ」2010年5月22日朝日新聞。

追記:
ちなみに、高校生の時も、
今もこうした相談といった
ものの時には
積極的受容を大切にしようと、
心がけているので、そういう私、としてはこの女性の見解を否定することはないし、わからない、わけでもない。

けれど、高校生の時は気づかなかったけれど25歳の今は、この方に直接話すとなったら言わないかもしれないけれど

最後に辛口？かもしれないけれど、
個人的な意見として言わせてほしい。
決してこの女性の存在を
否定するわけではない。

ー容姿は、可愛いとは言えないでしょうが、並で、ファッションやメークにはかなり気をつかっています。スタイルは良いとよく言われます。性格も良く、優しい子だと周りから思われているようです。手作りの菓子を職場の人に差し入れしたりして料理、掃除も得意な方です。不特定多数の男子にちやほやされたいという浅ましい願望を抱いているわけじゃありません。ー

ー私は異性に声をかけてもらえるようなイイ女になろうと日々努力をしています。恋愛に関するメルマガを購読し、、恋愛本を幾冊か読み、男性心理を勉強し、男性に好かれる仕草や言動をしー

そういうの全部やめたら、モテるんじゃないですかね…わからないけど。

男性は、○○だ、と一括りにいうのはどうかと思うし、それで努力して彼女が明るいなら楽しいなら否定したくないけれど

私が、女性を恋愛対象としてみている男性だったら、いやそうじゃなくて私がこの女性の男友達でも、

こんなに自分のない薄っぺらい
モテ追求を
やめたら良いんじゃないかなと思う。

いい女の定義なんて様々だけれど、
家事掃除料理ができて女としてイイ
可愛い、見た目がいい、スタイルがいいから好き、
手作りのお菓子を作って振る舞えるのがいい女、

そんな価値観の女性を、私が男性で、
それも、素敵な男性だったら、
好きにはなりません。
（この価値観はあくまで私個人の見解です）

イイ女とやらは、
モテたいとやらは、
私にはわからないけれど。

自己の確立が、大切だよ。
男性あっての私、じゃない。
モテる=異性からモテるをやめたらいい。

人として愛される人になったらよろしいんじゃないかしら？

あなたがモテないのは、
家事能力とか
お菓子が作れる可愛い子とか、
そんな表面的な問題では
無いと思うよ。
知らんけど。