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断固たる決意が必要なんだ

皆さんこんばんは、3連休明けの夜を如何お過ごしでしょうか?

只でさえ辛い連休明けが、日曜の結果をもって更に辛い事になっている方も多いでしょう。明日休みたい?分かります分かります。

先週日曜日の多摩川クラシコ、昨年リーグ王者にホームで完膚なきまでに叩き潰されたわけですが、なぜあそこまでコテンパンにやられてしまったかは以下をご参照下さい。↓

東京は対川崎を意識せず、いつも通りに今出せる全力を最初から100%ぶつけ、川崎は対東京を意識しつつ、いつもとは多少変えて、この多摩川クラシコをきっかけにするべく臨んできたこの一戦。結果は川崎の完勝でした。

おそらく川崎は今シーズンの現時点でのベストゲームでしょう、戦術、技術、メンタル、全ての面で上回って敵地の多摩川クラシコで首位チーム相手に完勝です。今シーズンはいまいち波に乗り切れてない印象が拭えなかったのですが、きっかけにするにはこれ以上ない会心のゲームになったと思います。

翻って東京は今シーズンワーストのゲームでした。文字通り手も足も出ない完敗、これまで首位を走ってきた愛するチームが、何も出来ずにひたすら90分を過ごしているのを見るのは本当に辛かった。自分たちがここまで積み上げたものが全く通用しなかったという現実にすさまじいショックを受けた方も多いと思います。(実際は前半10分までのチャンスでゴールが出来ていれば、ここまで一方的にやられる展開にはならなかったと思いますが)

だがしかし!!

シーズンは折り返してまだ2試合を消化したばかり、順位も依然として首位です。15試合を残している訳でここで俯いて折れる訳にはいかんのですよ。幸い川崎とはリーグ戦での対戦はもうありません!そしてこの敗戦の悔しさを晴らすには最終的に川崎を上回ってリーグ優勝をするしか無いのですよ。(ルヴァンと天皇杯?知らん!個人的にはどちらかの決勝でリベンジ出来たら最高です!)

という訳で個人的なお気持ち表明をここで書き残しておきます。

「お前さんのお気持ち表明なんて知らんがな」という方はここでブラウザバック推奨!!!



①貫き通せ!!

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「もうちょっと対策とか相手に合わせてシステムや戦術を変える戦い方はできないのか?」日曜日の試合を見てこう思った方も多いでしょう、試合後の健太さんのコメントです。↓

ポイントはここですね

「相手がそういう形できたとしても、それを打ち破るクオリティーを今季目指してやってきた。」

「川崎も今日の試合はアグレッシブに来た。そういう強度の中で打ち勝てる力をつけていかないといけない。」

「今日ははじめから駆け引きなしでフルメンバーでいっていますから、なかなか試合中にシステムを変えてとかというほどのチームにはまだなれていない。」

健太さん就任後の東京をここまで見てこられた皆さんならお分かりになると思いますが、基本的に健太東京は相手に合わせて柔軟に形を変えるという戦い方はしていません。一つの型を突き詰めて、全員に共通認識を持たせてやってきたこの1年半です。勿論細かい部分では変化や修正をしながらやってきた訳ですが、大枠は変わってません。

サッカーをじゃんけんに例えるとグーを得意にしているチームもあれば、チョキやパーを得意にしてるチームもあります。理想はその時々に合わせて出す手を変える事ですが、それを実現するには多種多様な戦術を理解できる選手を揃えていなければ難しいですし、何よりコストと時間がかかります。ゲームのように簡単にはいかないのです。

東京は健太さん就任以前までにこのグーチョキパーを全て出せるように監督を頻繁に変える事で試みてみましたが、結果は見ての通りです。選手もコーチもドンドンいなくなり最終的には何が得意なチームなのか分からなくなってしまったまま、2018年を迎えました。

健太さんは「グー」を突き詰める事が得意な監督です。(チョキでもパーでもいいんですがイメージです笑)清水でもガンバでもグーを研ぎ澄まして結果を残しました。変化をつける事を全くしない訳ではありませんが精々人を入れ替えたり、ユニットを変えるくらいです。それは東京でも同じで基本的に一貫してます。つまりは「あー相手がパーできたか・・・・・じゃあグーをもっと鍛えてパーを打ち破らないとな」という事ですね。

「パーにグーで勝てないでしょ?」それはごもっとも。でも実はサッカーではグーがパーに勝ったり、チョキがグーに勝ったりする事が頻繁に起きるんです。極めたグーはパーをも凌駕する、いま目指しているのそこなのだと思います。そして現状東京は首位です、これはパーを出してくるチームが今のJ1には少ないと言う事です。今後は東京に対してパーを出してくるチームも増えてくるでしょうが、それに合わせて出す手を変えるのでなく、グーを更に研ぎ澄まして打ち破る、十分に分かります。これは正解不正解というものが無いと思いますので、「いや、パーやチョキも出せるようにしないと!」という考え方もあるとは思いますが、現状ではパーやチョキを新たに覚えるよりグーをより一層研ぎ澄ます事を支持したいです。

ブレずにグーを貫き通しましょう!!!!


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②若手よ!一層の奮起を!

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試合が終わった後にこんなツイートをちょいちょい見かけました

「川崎と東京のベンチメンバーの差が凄い」

「ベンチ層の差が勝敗を分けた」

「補強が必要だよな」

これはその通りの部分はあると思います、川崎の前線の選手は「潰れてもベンチには替りがいる」と思ってプレイしてた様ですし、東京側で打てる手札が殆ど無かったのは事実ですから。ただ、これをもって外部からどんどん補強していこうという話しには同意しかねます。

川崎のメンバーをみて思ったのは、中村と小林は勿論、大島、谷口、登里、車屋、守田、脇坂、知念、長谷川、田中・・・大卒、ユース上がりが見事に主力になっています。翻って東京は拳人、諒也、剛・・・ようやくマコ、輝一、ウッチーなどがベンチに入るようになりましたが、自前選手が主力になっている選手が少ないと感じます。確かに完成された選手を補強していくやり方も有りだとは思いますし、何より育てるより簡単です。実際に補強に動いてはいるでしょうし、競争力を高める意味でも何人かの獲得はあるでしょう。しかし東京は選手に使えるバジェットが豊富なクラブではありません、そして今年はそれで乗り切ったとしても継続的にクラブが強くある為には慶悟やモリゲの様な存在が自前で育てた選手から沢山出て来ないといけないと感じます。そして健太さんの姿勢からはそういった若手を含めたボトムアップに期待しているところを昨年から多く感じていますので、安易な補強に頼らずにいって欲しいなと。U-23もようやく成果を感じる部分が多くなってきましたし、とにかく補強!と声をあげる前にベンチを含めた若手選手の奮起を期待して待ってあげたい気持ちが大きいです。試合を終えての剛のコメントです↓

こういう思いを経験出来ただけでも意味はあった完敗だと思います。現時点では確かに他の上位陣に比べて見劣りしてしまうかも知れない、でもその見方を覆す活躍をしてくれると信じて僕は応援したいと思います。

自ら活躍で優勝を掴み取るくらいの気概を!!

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③リーグ優勝を成し遂げたいのならもはや何が起きようと揺らぐことのない――断固たる決意が必要なんだ!!

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表題もそうですが、このフレーズはとあるフォロワーさんが呟いていたものをパク……引用させて頂きました!!

我々にいま必要なのは今のサッカーを信じてやり抜くチームの姿勢を支える「断固たる決意」では無いでしょうか。
昨年の失速からの悔しさ、半ばにしてチームを離れてしまった仲間、それでも残ってくれている仲間、新たに加わった仲間、健太さんが就任してから一貫して積み上げてきたものや色々な思いを無駄にしない為にもとにかくやり抜く、やり抜いた末に得られる結果がどうなるかは分かりませんが、少なくとも後悔はしないと思います。今年だけじゃ無く、今後も優勝を常に争うチームとなる為にジタバタせずに腹を決めて見届けたい、そんな想いです。


長々とグダグダ言って来ましたが最終的に何が言いたいかと言うと……

今年のメンバーがシャーレなりカップなりを掲げる姿を見たい!!

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