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「狂瀾を既倒に廻らす (キョウランヲキトウニメグラス)」~2019 J1 リーグ第29節 vs ヴィッセル神戸~【プレビュー】

皆さんどうも、太古の森と漆黒の獣です。
今節はアウェイ8連戦の6試合目、ヴィッセル神戸とのゲームになります。
前節とうとう2位転落となってしまいましたが、代表ウィークがあってしっかりリフレッシュが出来たと思います。
強い気持ちで残り6試合頑張りましょう!

それではプレビューいきます!

■ここまでの成績&現況 ~ほこ×たて~

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【東京】
・出だしまずまずのアウェイ8連戦からここにきて3試合勝ち無し、前節はリーグ戦初の逆転負け
・直近5試合でわずか1勝(2分2敗)尚且つ4試合で失点を喫している(計6失点)それ以前には3試合連続無失点での3連勝を記録していた。
・前節ベンチ外の大森の状況は不明、今節も三田がスタメンか
【神戸】
・前節まで公式戦3連勝中だったが、まさかの大敗で連勝ストップ
・大崎が前節ドグソで一発退場、今節は出場停止
・ただ負傷していた藤本が復帰する可能性がある
・直近公式戦6試合で17得点、その一方14失点と出入りが激しい試合が続く

比較して調子が上向きなのは神戸か、前節こそ大敗したものの個々は(特に前線)動きがキレている。
得点に関してはリーグ2位の50得点、フィンク監督就任以降確実にチーム全体が成長している印象。
天皇杯、リーグと川崎を連続撃破した実力はホンモノである。
東京負のループに片脚を突っ込んでいるのかも知れない、首位に長くいたが故なのか、攻守に置いて保守的(?)というかアグレッシヴな動きが少なくなってきていると感じるので、開幕当初に立ち返ってハードワークをみせたいところ。
特に神戸は前半戦にホーム初の敗戦を喫した相手、負ければ今シーズン唯一の被ダブルになるので負けたくない。
得点力はあるがその分失点も嵩む神戸、失点はしにくいが得点を取り切れていない東京、まさに「ほこ×たて」である。

■対戦成績 ~相性は悪くない?~

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リーグ戦直近10試合5勝3分2敗、過去の対戦成績をみても東京が大きく勝ち越しており、相性は良い相手と言える。

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ノエスタでの通算成績、意外にも勝率が高い。
但し、直近3試合は勝ち無しである、前節の鳥栖もスタジアム通算成績は悪く無かったが、近年は苦戦しており、結果その通りになってしまったので嫌な感じである。
特に1-4で敗戦した2016年は熱中症になる選手がいたりと、このスタジアム特有の蒸し暑さが気になるので当日の気候が気になるところである。


■チャンススタッツ比較 ~際立つ神戸~

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チャンスビルディングとチャンス構築率の比較、「まぁそうですよね~」とわかり易い数値が並ぶ、神戸はスタッツ映えするな~という感想である。
ここでも「ほこ×たて」よろしくである、ただ東京はスタッツには現れない部分に強みがあるので差程気にする事は無いのかも知れない。
逆に神戸は戦いぶりがこのスタッツに反映されない様だと苦しい展開を強いられていると言う事でもあると思うのでそういう意味では対象的な両チームである。

■チームスタイル比較 ~保持だけと侮るなかれ~

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神戸と言えばボール保持というイメージがあるが、川崎戦広島戦でも分かる通り、カウンターも上手い
良質な出し手(イニエスタ、サンペール)と良質な受け手(ビジャ、古橋)がいるので一本のパスでカウンターを成立させてくる、事実カウンター攻撃の割合は東京に比べて低いがシュートまでの確率では東京を上回っている。
更に酒井西の両サイドも攻撃力が高く厄介、保持以外の攻撃パターンにも充分に注意を払う必要がある。

■トラッキングデータ比較 ~勝負所は走る!~

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共に走行距離が低いが走らないチームという印象は無い。
お互いに勝負所ではしっかり走るというのがスプリント回数に現れているのが分かるデータ。
東京としては松本鳥栖と2戦連続でスプリント本数が平均より大きく下回っているので、今節は本来の動きを取り戻して欲しい。

■ヒートマップ比較 ~サイドで優位に~

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お互いのヒートマップ、共に左サイドのミドルゾーンでのプレー頻度が高いが、神戸はセンターサークルの両脇(イニエスタ、サンペール)東京は右サイド(室屋)の部分は相手との違いが出ている。
特に東京神戸のボール保持を阻害する為に、この中盤で楽にボールに触らせない様にしたい。

■得点、失点パターン ~どちらも豊富な神戸~

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得点のパターン豊富な神戸だか失点のパターンも豊富である。
東京としては前節ゴールを奪えたセットプレイや両サイドのクロスに活路を見出したい。
神戸は空中戦に強い大崎が欠場なので尚更である。

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逆に神戸は前節クロス対応に問題があった東京の守備を徹底的に狙いたいところ。
西酒井と良質なクロッサーがいるので、ウェリントンなどが途中出場してくると東京としては警戒が必要。

■時間帯別得失点 ~早めの決着を~

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目立つのは神戸60分以降の得失点、ただ個人的には試合の趨勢が決まってからのダメ押しが多い印象があるので数字程にインパクトは受けない。
東京はそこまでに試合をほぼ決められれば、思わぬ大量点を得られるかも知れない。
鳥栖戦の様な終盤にオープンな展開になるのは望ましく無いので、試合を殺せる展開に持っていきたい。

■先制した、された場合 ~必勝パターンを取り戻せ~

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前節、十八番の先制逃げ切りに失敗した東京
先制されると勝率の低い神戸相手にしっかりと勝ちパターンで3ポイント奪取して、自信を取り戻したいところ。
神戸は逆に先制されても慌てないで鳥栖の様に自分達のストロングポイントを押し出して攻めることが出来るだろうか。
(鳥栖も先制された後の勝率はかなり低かったんですけどね…)


■注目選手 ~韋駄天と大砲~

これ今のところ2/3で注目した相手選手が活躍するからホントはやめようと思ったんですが、そろそろ東京側が活躍するかなって……。

【東京】
FW 永井 謙佑
MF 三田 啓貴

永井はアウェイ8連戦に入ってまだゴール無し、この男が決めるとチームに勢いが出るので期待したい。
前節念願のセットプレイと自身のゴールが産まれた三田、今節は古巣神戸相手に得意のミドルを突き刺して欲しい。
【神戸】
FW 古橋 享梧
MF 田中 順也

何かと大物選手が注目される神戸だが前線で勢いをもたらしているのは間違い無くこの2人。
古橋は海外行かないのも納得(来シーズンは間違い無くいないだろうな)特にビジャ、イニエスタ、サンペール辺りとの連係はバッチリ、スペースが無くてもスピードが活かせる選手なので一瞬たりとも気が抜けない選手だ。
TJも要所でしっかりと活躍、得意のミドルも健在で前節もゴラッソを叩き込んでいるので要注意!!


■まとめ ~スペクタクルはいらない~

一見すると噛み合わせが良さそうな両チームで、オープンな展開になれば楽しい試合になりそうではあるが、東京がいま欲しいのは内容では無く結果だ。
相手の良さをしっかり封じて泥臭く最後までハードワークをして美しさとは無縁の3ポイントをもぎ取って欲しい。
苦しい現況を一変させてくれるのは1つの勝利、初心に立ち返って挑戦して欲しい。

19日(土) 13:00 kick off
DAZN観戦予定。

使っているマウスパッドは神戸土産

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データ参照・引用サイト

Football LAB
https://www.football-lab.jp/

Soccer D.B.
https://soccer-db.net/

ファンタジーサッカー研究室
http://www.fansaka.info/

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