マガジンのカバー画像

東京PATAI

48
東京に暮らす、国際カップル。 わたしたちが好きなことは、 アート、音楽、ファッション、黒色、おさんぽ、考えること、書くこと、その瞬間を味わうこと。
運営しているクリエイター

#日常

つるつるとしたサテンのリボンのように

趣味の良いインテリアショップで働いていると、色々な家族の形を目にする。 混乱のないよう…

映画 「人間失格〜太宰治と3人の女たち〜」

なぜだろうか、 日本橋アートアクアリウムの狭い水槽の中を、懸命に生きる金魚の姿が、脳裏に…

わたしと彼と夏祭りと

夏祭りに心惹かれる理由なんて、挙げればキリがない。 だけど、あえて言葉にするのならば、…

「羊をめぐる冒険」 / 村上春樹 解釈

羊3部作の最終作。 この物語において、”羊”が人間の中に巣食う悪しき”欲”であることは、疑…

丸の内サディスティック

この街に来ると、いつもひどくみじめな気持ちになる。 私だけだろうか、 無性に居心地が悪いの…

一番星の反対

曙の空に 三日月と並んで 美しく輝く 一つの星があった 名は何というのだろうか いちば…

すてきな補完関係

昼間は、私のプロジェクト。 夜は、彼のプロジェクト。 それぞれのプロジェクトに、共に参画しあった日曜日。 "互いに高め合っていける関係" なんて 知らないけれど、 きっとこーゆー関係なのだと思う。 私と彼は 出自も育ちも趣味も何もかもが違うけれど 何か新しいことをしてみること つまりcreativeであることが大好きで。 休日にじっとしていられないタイプ。 あとは、sensitiveなところとかも一緒。 心が通じ合っているからこそ お互いが何を必要

この世に生を与えたのならば

子供は 親の承認欲求を満たすための 機械ではない。 さいきんの親は 子供に甘えていると思う…

3年記念日旅行のもちもの

新しいピカピカのイヤリング 可愛くて2個も買っちゃった 最高なbangとfaceになるためのコテ…

1973年のピンボール/村上春樹 解釈

2回読んだ。 ピンボール、風の歌を聴け、ピンボールの順。 そして、やっぱり分からないことも…

満員電車

途中停車は 現実 または 過去 行き先は 夢 Thank you for using, this train is bound for “…

休職記念日

前職の会社に行けなくなってから、もうすぐ1年が経とうとしている。 ちょうど、今ぐらいの時…

きんようびのよるのでんしゃ

がたんごとん うつらうつら がたんごとん むにゃむにゃ がたんごとん まんぷくぷく がたんごと…

まるで蟻のように

人間はなぜ、他人に期待してしまうのか。 その根源を辿れば、たぶん、 言語を持ってしまったから、という答えに行き着く。 言語をもち、 気持ちが通じ合う喜びを知ってしまったから。 「電話が鳴る、そしてこう思う。誰かが誰かに向けて何かを語ろうとしているのだ、と。 僕に向かって何かを語ろうとする人間なんてもう誰ひとりいなかったし、少なくとも僕が語って欲しいと思っていることを誰ひとりとして語ってはくれなかった。」(村上春樹 『1973年のピンボール』より) 直子のことか