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東京PATAI

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東京に暮らす、国際カップル。 わたしたちが好きなことは、 アート、音楽、ファッション、黒色、おさんぽ、考えること、書くこと、その瞬間を味わうこと。
運営しているクリエイター

#エッセイ

村上春樹「ダンス・ダンス・ダンス」解釈

僕がどうしても、いるかホテルに行かなければならなかった理由。それは、そこからやり直さなけ…

つるつるとしたサテンのリボンのように

趣味の良いインテリアショップで働いていると、色々な家族の形を目にする。 混乱のないよう…

映画 「人間失格〜太宰治と3人の女たち〜」

なぜだろうか、 日本橋アートアクアリウムの狭い水槽の中を、懸命に生きる金魚の姿が、脳裏に…

文学 「人間失格」

驚いた。 太宰治は、今まで「走れメロス」ぐらいしか読んだことはなく、その奇怪なストーリー…

太宰治 「斜陽」

「革命」というものが、チンプンカンプンで、ちっとも腑に落ちなかった。 だけど、今わかった…

love and revolution / 恋と革命 「日本語 / ENG」

「人間は恋と革命のために生まれてきた」 "Humans were born for love and revolution" 一般…

pattobyo
4年前
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わたしと彼と夏祭りと

夏祭りに心惹かれる理由なんて、挙げればキリがない。 だけど、あえて言葉にするのならば、その夜だけはありふれた日常が、見知らぬ非日常になりすまし、何食わぬ顔してそこに存在しているからなのかもしれない。 人でごった返した改札。 軒を連ねる屋台の出店。 居酒屋の前にたむろする鮮やかな髪色の若者たち。 威勢良く飛び交う店員の声。 どこを見渡しても目に飛び込んでくる、明かりの灯った提灯。 そして不思議なことに、どこもかしこも、お互いの身の上話や恋愛の話でもちきりだ。

「羊をめぐる冒険」 / 村上春樹 解釈

羊3部作の最終作。 この物語において、”羊”が人間の中に巣食う悪しき”欲”であることは、疑…

プロフェッショナル・カップル的日曜日

なんてことはない、日曜日。 一緒にカフェでお昼を食べ、政治の話をした。 彼は、私の意見…

天皇様見えました (日本語 / ENG)

平成31年1月2日  天皇様の短いご挨拶、そして大衆に向かって手を振られる姿を一目見るた…

pattobyo
5年前
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国旗掲揚

いちめんのニッポンコッキ いちめんのニッポンコッキ いちめんのニッポンコッキ 日本国旗を振…

くりかえさないために

“福島の野菜や漁獲物は安全だと報道されてるけど、実際はどうなの?あなたはスーパーでそれら…

丸の内サディスティック

この街に来ると、いつもひどくみじめな気持ちになる。 私だけだろうか、 無性に居心地が悪いの…

Dom kallar oss mods

[ENG below] 今日愛ちゃんと一緒に、60年代の社会から外れた二人のスウェーデン人モッズについての映画を見ました。 彼らのルールで毎日を送り、青春を謳歌し、社会の隅っこで一生懸命に日々の生活を楽しんでいました。毎朝、わずかな朝食を胃に流し込み、お酒の瓶が残っていないかキャビネットを漁り、髪をセットしました。容姿に対しものすごく時間や労力をかけたのは、本当に偉いと思います。仕事に対しやる気が無く、怠け者に見えるかもしれないですが、彼らはいつもスタイリッシュかつ小綺麗に、