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指す将順位戦B級2組7回戦~aquaさん戦~

こんばんは、ポールです。

すこし間が空きましたが書いて行きましょー。
ここまで負けなしで白星行進。この白星がなぜ今期の横浜ベイスターズの序盤についていたら・・・というタラレバはさておき、いい流れでは来ているのは確か。

で、今回の相手はaquaさん。
対局予定の為DMをやりとりをしたところ、第一回の指す将順位戦でやりとりをした記録が。2017年の事だ。順位戦のホームページの記録をたどると黒星を付けられている。棋譜が遡れればよかったが惜しくも残っておらず。
確か相振り飛車だったよなぁ・・・とおぼろげな記憶はあるにはある。4年前でも覚えてるものは覚えている時はあるが、・・・都合の悪い事は忘れるタチなんですかね()

しかしながら一度負けている相手なので油断ならないわけで。ここはしっかり星を返しておきたいところ。
この日の為に菅井流の本を読み用意し、もしくは左玉にするかなって感じ。

さて対局です。先手がaquaさん、後手はポールです。

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先手が3手目7七角。いやーこまるんですよ、こういうの。あまり激しい展開にするよりのらりくらりと長い戦いにしたいので、角道をストップ。飛車を振ってきたので相振り飛車の様相になった。

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aquaさんは5六歩~6六銀型へ。この形は7五銀~8四歩の棒銀のラインがあるので8三の地点の利きは減らせない。
自分の選択肢としては、①6一玉として矢倉、雁木?模様で囲うコース、②4二玉から左玉を目指すコースの2つ考える。①も別に悪くないですが、5六歩と突いている為、角交換を目指すというのはある。この先手の形だと6筋の歩を切りにくいですし、本譜では左玉思考で考えました。

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8筋は予定どおり7五銀には8二銀ワンセットでカバー。その後にこちらから角道を開通。先手から角交換されれば手順で桂馬が跳ねるので手得だが、本譜では7八金。角交換してから狙いの5七角が王手で馬を作る事に成功した。正着は6八金とすればよかっただろうか。
ちなみに8三地点を先手から徹底的に狙うのならば6五角も考えられるが、こちらも角が手持ちなら6一角と徹底抗戦も普通にやる。我ながら筋が悪いと思う。

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こちらは予定どおり4二玉~3三桂~2一飛で玉周辺を安定させる。
しかし5五歩と伸ばされて5六角の設置場所と共に中央からの反撃場所を作られる。馬も作れて手厚いとは言え薄い構えなので油断はできない。
やる手の難しい中でひねったのは6四歩。7五銀に図の7四歩が狙い。銀を引けば突き得、6四歩を取れば6三歩で銀を捕獲。7四歩を取れば7三歩で銀を端に追いやって脅威半減だ。本譜は7四歩を取るコースで進む。

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先手からは中央からの攻めを見て飛車が回る。こちらの金銀の左辺が一手で死ぬので非常に困る。こちらからは4筋の歩を切って馬を好位置に。先手が8五の銀を立て直したところで2六歩からの十字飛車がかかる形になった。
・・・がですよ。銀は取れはするものの、自分の飛車が7六に出張してお仕事するかが不安なところで。8七金とか追いかけられたらどうするのと。

まぁしかしこういうのは行かなきゃしょうがない。十分時間を使って2六歩。そこで思ってなかった4六歩。歩成が入って一気に流れが傾いた。

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と金を作ってバラバラにしてから竜を作る玉を中段におびき出して4五の桂馬の利きもあるため上下からの挟撃になる。が切り返しの5一角で胆を冷やす。今見ると取れるじゃん・・・がしかし対局中は意外と手が続くなと。桂馬も金も入る状態なので全然油断ならない。

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角を切って4五桂で迫るそこで3四玉が安全地帯。相手玉の逃げ場を消す手となる。龍を作られるが尻金から追っていき打ち取る事ができました。

いやーこの形は終盤ちょっとでも食いつかれると一気に吹き飛ぶんでホントに体力使う・・・なんとか詰みにくい形にして頑張るしかないんですよ。慣れた戦法だとしてもまだまだ工夫が必要なんですよねー。
しかしながらリベンジ達成。対局して頂いたaquaさん、観戦頂いた方々ありがとうございました。


まぁこれにて7連勝。うーん出来すぎの感はあるが運よく続いているという事にしておく。昇級戦線は1つ抜け出してはいるが、あまり気にせず一戦必勝でやっていくしかないなと。
しかしこうなれば目指すのはこのまま真っ白で終われる事か。気を抜かずに頑張りたいと思います。

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