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「魅惑の心理」マガジンvol.56(行動ゲーム理論で考える自粛と非自粛の影響)

政府は緊急事態宣言の延長について、医療提供体制などは依然、厳しい状況だとして、専門家の意見を踏まえ5月6日の期限に先立って決定する考えを示しています。1ヶ月程度の延長が望ましいとして、約1ヶ月程度の延長の公算が高くなってきました。その話を受けて「あと1ヶ月頑張ろう」という声よりも、「もう限界」「自粛をやめる」という声が出てきたと同時に、政府側は1人10万円の給付金も盾にして継続的な自粛を求めようとしています。今回はこの構造をよりリアルな心理的な人間の行動原理を加えた行動ゲーム理論で、詳しく構造と問題点も見て行こうと思います。「自粛はできるのか」「難しいのか」「難しいとするならば、どこに問題点があるのか」を考察していきます。

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