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神社にある二重結界の話

神様や仏様の裏側を明らかにすることが良いのかどうかわかりませんが、何かの役に立つこともあるだろうと思って、そんな話をしてみたいと思います。著名な神社に行くと敷地内には結界が張ってあります。一般的にはこれは悪いものが外から入ってこないためだと思います。人は普通に通り抜けられます。

私は子どもの頃から、この結界がわかることがあります。多分、普通の人でも「風」とか「空気感」とか肌にアンテナを張っていれば、そんなに難しくなくわかると思います。私が一番よく感じるのは「風」です。結界の中から、外に風が流れています。台風や風の強い日は、その限りではないと思いますが、穏やかなまるで凪のような日、自然の風の動きを感じていれば、風は結界の中から外に吹いていることがわかります。逆はあり得ません。

この結界はそんなに特別なことではなく、普通にあることです。一般的な結界はしめ縄や塩盛りのようなもので、人にはあまり影響はないように見えます。一般的な結界で防げるものはそんなにないでしょう。私は浄化用の下地か何かだと思っています。実際に煩悩を抱えた人も、神社にある結界の中に普通に入ってきて、「お金が欲しい」「何もしないけど健康になりたい」などと好きなことを言って帰ります。悪いものを強く寄せ付けないというものではありません。

面白くて不思議なのは、著名な神社、さらに大きな神社ではこの結界の中にもう一つ結界が張ってあることです。この結界は簡単に入れません。一般的には立ち入り禁止の場所にあります。ところがある条件があったり、何かの条件が重なると、普通の人でも入れることがあります。

この二重の結界にも、単に奥にあるもう一つ結界という意味と、何かを隠すような役割の二つがあるように思えます。

今回は、そんな二重結界の中に入ったときの話をしたいと思います。場所は日光東照宮。神社の結界について、細かい話をすると色々と問題になると思うので、ぼやかしたり、少し曖昧にして話をさせてもらおうと思います。私が二重結界の中に入り、そこで見たものとは。誰でもが見られるとまずいので、ご興味がある方は先に進んでいただけたらと思います。

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