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「魅惑の心理」マガジンvol.159(2パターンの「コミュ障」と、魅力的な個性)

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6月13日発売の「ゼロからわかる オンライン&リアルのトラブルを回避 人間関係」と連動して、ひとつの項目をピックアップして、深掘りをしていこうとする企画ページです。今回は最近、多くの方が悩んでいる「コミュ障」を取り上げます。

「コミュ障」という言葉は、ネットを中心にどこでも聞くようになりました。「コミュ障」は「コミュニケーション障害」の略とされますが、医学的なコミュニケーション障害とは症状が少し異なります。コミュニケーション障害とは言葉をうまく発音できない、言語の習得、使用が困難などの症状があり、重く苦しいものであり、「人間関係が苦手」という意味ではありません。専門の医師が判断するもののひとつです。「コミュ障」は一般的な言葉になっていますが、コミュニケーション障害で苦しんでいる人がいることを配慮して、使い方には少し気をつけたいところです。

○人と話すことが苦手な人たち

会話をするのが苦手、会話が続かない、人の目が見られない、場の雰囲気が読めないなど、コミュニケーションを苦手とする人が増えています。企業の仕事で人と会うことが多いと、こうした人はそんなに多くないと錯覚しがちですが、 SNSなど自分の本当の姿がちらりと見えやすい場所では、コミュニケーションを苦手とする人を多く見かけます。

「コミュ障」という言葉は一般化してきており、就職活動や日常生活でも頻繁に出てくる言葉です。2022年にポーポーがツイッターでアンケートを取ったところ、自分は「コミュ障」「ややコミュ障」と思っている人は約84%もいて、コミュニケーションを苦手とする人が増えていることがうかがえます。6人いたら5人は自分のことをコミュ障かややコミュ障と思っているわけです。これはかなり多い数字といえるのではないでしょうか。

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