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フラッシュ顔歪みエフェクト/認知心理学

面白い心理効果があっても、なかなかすぐに体験することはできませんが、視覚系の心理効果は再現が簡単にできるものもあって、面白いものがいくつかあります。今回はそのひとつ「Flashed Face Distortion Effect」を紹介します。まずは、下記の動画、中央の「+」マークに焦点を当てて見ながら、左右の俳優たちの顔がどう変化するか見てください。

どうでしょう。俳優の顔を見ているとそれぞれおかしいところはありませんが、中央に焦点をあてたままにすると、周囲の顔がまるでアニメに出てくる怪物のように変化して見えます。

この効果は「Flashed Face Distortion Effect」(フラッシュ顔歪み効果/顔歪み効果)と呼ばれています。2011年に偶然発見された後も、継続的に研究が続いています。

この効果を紹介した原文「The role of Peripheral Vision in the Flashed Face Distortion Effect」を読んでみると、発生するメカニズムはまだはっきりとわかっていないのですが、仮説や推測されるメカニズムがいくつかあります。今回はこの効果をポーポーの考察を加えて超簡単に、わかりやすく、ざっくり解説していきたいと思います。

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