見出し画像

「魅惑の心理」マガジンvol.108(人を魅了する心理学)

もし人を魅了する力があったら素敵ですよね。人は社会性の高い動物であり、他人に好かれよう、好かれたいという欲求を強く持っています。なので「私は人の評価を気にしない」と言っていても「気にしないようにしている」だけであり、人は無意識にどうしても好かれたいという感情を持ってしまいます。人に好かれたいという気持ちに振り回されないようにするほうが生きやすいと思います。ですが、もし、人を魅了する能力、人たらしになる技があるなら、それを身につけるにこしたことはありません。

人を魅了する能力は、大きなメリットがあります。戦国時代、常に恐怖で人を支配したと武将といえば織田信長です。豊臣秀吉はその信長を近くで見ていて、その行動が敵を増やして味方の裏切りを生み、自らを滅ぼす要因になったと後に指摘しています。その秀吉は様々な心理術を駆使して、人を魅了した武将としても有名です。人を魅了する力があれば、百姓出身でも天下統一まで果たすことができたのです。

今回の「魅惑の心理学」はこの人を魅了する能力にスポットをあてて、心理学的な見地から、この能力に迫り、人を魅了する才能を磨く方法を紹介していきたいと思います。

[目次]
○人を魅了する能力とは
○人を魅了する基礎的な技術
○魅了する能力の磨き方

○人を魅了する能力とは

人を魅了する能力とは、心がどうしようもなく惹かれる様で、「好かれる」と似た言葉と心の状態ですが、必ずしも好きとか嫌いといった感情とリンクしているわけではありません。好意とは特別関係なくても、能力が高くてその才能や技術に魅了されることもあります。理由はよくわからなくても人を惹きつける能力と言えるかもしれません。


ここから先は

5,260字

¥ 250

いつも応援ありがとうございます。 みなさまからいただいたサポートは研究や調査、そしてコンテンツ開発に活かしていきます。 ミホンザルにはバナナになります。