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「魅惑の心理」マガジンvol.222(高齢者に特有な心の病)

高齢化が進んでいます。内閣府の調査によると、65歳以上の人口は昭和25年には総人口の5%に満たなかったのですが、昭和45年に7%を超え、平成6年には14%を超えました。そして、ここからが急で令和元年には30%に迫る勢いを見せています。さらにに増え続け、令和18年には33%、3人に1人は65歳になると予測されています。
 
また全体的な人口は減少傾向が著しく、令和35年には総人口が1億人を下回り、それから12年後の令和45年には9,000万人も下回ると推測されています。このとき、人口の2.6人に1人は65歳以上です。高齢者の比率は高まります。高齢化社会まっしぐらです。
 
人は誰でも歳をとります。老化から目を背けることはできません。高齢者になると環境の変化や肉体的な問題も加わり、高齢者特有の精神症状が見られるようになります。今回の「魅惑の心理」マガジンは、高齢者特有の心の病気、病気とは言えないけれど気をつけたい症候群、高齢者を病気に仕立てる周囲の人の行動など、一部でありますが気になるものを解説し、高齢者社会を楽しく乗り切る方法のヒントを考えたいと思います。実際に高齢者と接する機会のある医療関係者に取材をして、教科書的な内容ではなく、よりリアルで現状の状態をまとめています。大事なのは「知ること」、そしてメカニズムを理解して、それを活用することだと思います。

目次
○デ ィオ ゲ ネ ス症候群
○夕暮れ症候群
○寄生虫妄想・オセロ症候群
○ガス燈現象(ガスライティング)

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