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「魅惑の心理」マガジンvol.5(恋愛は三大効果と飛び道具で制す)

みなさま、こんばんは、ポーポー・ポロダクションです。今日は恋愛成就の秘密兵器を説明したいと思います。これは恋愛だけでなく、人間関係にも応用できます。

まず恋愛を成功させる基本の「基本技」があります。まず、そこをもれなく整理しましょう。好きな人ができたらどうしたらよいでしょう? どうすれば相手も好意を持ってもらえるのでしょう? まず最初に考えなくてはいけないのは、できるだけ頻繁に会うことです。「そんなのあたりまえでしょう」と思う人もいるでしょう。でも基本効果だけに強く、そして強いくせにみんなあまり大事にしないのです。学校であったら同じサークルに入る、職場だったら出勤時間を同じにするなど、相手に合わせる努力するなど、できるだけ相手と顔を合わせることが大事なのです。とてもシンプルなことなのですが、これが効果があるのです。人は接触回数の多いものに好意を持ちやすい「単純接触の原理」という心理傾向があります。


エビデンスもあります。アメリカの心理学者ザイアンスは顔写真を目にする回数によって、好意がどう変化するか実験をおこなったのです。大学生にランダムに異性の写真を見せたところ、写真を見た回数が多いほど相手に対して好意を持つことがわかりました。異性の顔には好みがあるはずですが、何度も写真を見ただけでも好意を持つようになってしまうのです。同じように写真ではなく人に会わせる実験をおこなっても結果は同じだったといいます。人は単純に見る回数が増えると相手に好意を持ちやすい。会えば会うほど好きになるのです。この単純接触の原理は、ザイアンス効果ともいわれます。

また異性に好意を持ってもらいたいなら、相手の近くにいることも大事です。アメリカの心理学者カーンは男性が近くにいる女性と遠くにいる女性と話した場合、どちらに好意を持つかという実験をおこないました。その方法は50cm離れた場所と2.4m離れた場所の女性と同時に話をするというもの。すると男性は50cmの場所にいる女性に好意を持ち、相手の女性も男性に好意を持ったのです。また、アメリカの心理学者フェスティンガーは集団住宅における好意度と住まいの距離の関係を調べた。すると人は隣同士、もしくは階が変わっても階段からもっとも近い家の人と仲良くなることを突き止めました。人は近くにいる人に好意を持ちやすいという特徴がある。これを心理学では「近接の要因」と呼んでいます。

単純に目にする機会が増えれば増えるほど相手に好意を持ちやすくなるのですが、同時に相手のことを知るようになるとさらに好意度は増します。これを心理学では「熟知性の法則」と呼んでいます。たとえば職場の同僚と毎日会っているうちに「あぁ、彼はこんなものが好きなんだ」「彼女はあれが苦手なんだ」と相手の好物、趣味、ライフスタイル、休日の過ごし方など様々な情報を知るようになってくる。すると次第に相手のことに好意を持つようになってくる。したがって、逆に恋のライバルが相手と同じ職場や学校などの場合はかなり厳しいのです。できるだけ相手と会う時間を作って、自分のことをよく知ってもらうのがよいのです。

① 単純接触の原理
② 近接の要因
③熟知性の法則

これは恋愛に関する三大効果であり、恋愛の基礎とも言えます。またこの効果は恋愛だけでなく、人間関係を深める方法にも応用できます。

この恋愛の基礎を抑えれば大丈夫か。答えは「否」です。これだけだと恋愛に対する心理を全く見ていないに等しい。基礎で大事な効果ですが、恋愛では飛び道具を使っていくとさらに効果抜群です。

ここまでの情報では満足しない、恋愛マニッアックな皆様に向けて、ではその効果を詳しく説明をしていきましょう。

[目次]
◎恋の侵攻には、この飛び道具を使おう
◎相手と親密になる「類似性の要因」
◎とどめはストレートな「○○技」がもっとも効果的
◎結婚はなぜ失敗するのか?

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