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「魅惑の心理」マガジンvol.79(著名人によるSNSでのクレームと影響)

実業家の堀江貴文氏とトラブルになっていた餃子店が休業しました。店のブログによりますと「イタズラ電話が続き着信音を聞くのも苦痛になった為電話の着信音を切っており注文や予約が受けられない状況。妻が体調不良になってしまい営業が続けられるような状態では無い」ということです。

事の発端は堀江氏が9月22日の SNSで、3人で餃子店を訪れた際、1人がマスクを着用していなかったため、餃子店スタッフに「マスク未着用では入店できない」と言われ、店側とマスク着用の対応をめぐり議論(口論)となり、最終的には入店を拒否されたということです。

堀江氏側の主張は店のスタッフからマスクをしていないと入店できない旨を告げられた際に「食べてる時以外ずっと着けないとダメなんですか?」と尋ねると、「ウチはマスクしてないと入店できないんです」の一点張り。店主に堀江氏は同じ質問をするも、「面倒くさいんで入店しないでくれ!」と入店を拒否されたといいます。

それを受け堀江氏は 「とにかく来店時さえマスクをつけて黙っていろってスタンスなんだろうけど、別にマスク着用を拒否してるわけでもなく、ルールの厳しさを聞こうと思ってるだけなのに超失礼な対応されて怒りに震えてる」「マジやばいコロナ脳。狂ってる」と非難。後日、店側は「ルール守る気もなく声を荒げたからお客様に迷惑がかかり糠に釘レベルの無駄な説明するのも『面倒臭いんで帰ってくれって』」と反論、さらに堀江氏は「ここまで嘘の反論されたら俺もキレるよ。終始穏やかな口調で、俺マスクしながら丁寧に話してたよ。そして失礼な対応で追い出されたよ。ひどい店だな。害悪でしかない」と言い合いが続いていました。

著名人と店や企業とのこうしたトラブルは周りの傍観者、信者を取り込んで話が大きくなりがちです。休業にとどまらず、今後は自殺や病気へと進行することも増えるでしょう。今回の「魅惑の心理」マガジンでは、SNS時代、私たちはこのようなケースとどう向き合うべきか、心理学の視点で当事者の心の奥を見ていきながら、私たちが向き合う形を考えたいと思います。


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