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「魅惑の心理」マガジンvol.152(心理学の種類)

今月は4月ということもあり、新しく「心理学を学びたい」という人も多くいるでしょう。そこで、心理学にはどんなものに分類されるのか、細分化されるのかをまとめたいと思います。こうした分類は、心理学者や指導者によって考え方が異なることがあります。一般的なのは様々な研究の礎となるようなものを「基礎心理学」、そこから応用するものを「応用心理学」と分類します。心理学の教科書にもそう書いてあることが多いと思います。そころが、私は心理学を使って仕事をしていくと、社会心理学、臨床心理学などの分類はよく聞いたり使ったりしますが、この「基礎」「応用」という話をすることもありませんし、聞くこともほとんどありません。そこで、古典的な心理学を排除して、わかりやすさを前提に、代表的な分野を説明したいと思います。研究者も多く、一般的になっている心理学から紹介します。主要な各分野の心理学についてポーポーの一言解説や所感も入れておきます。

「社会心理学」

社会の中で個人がどのように考え行動するのか、人間関係に関係する心理を科学的な手法を用いて明らかにしようとする分野です。心理学を代表する分野のひとつであり、多くの研究者がいて様々な研究をおこなっています。人との関係を深めるための心理効果や関係修復方法などの知見が得られます。

心理学の代表ジャンルといえば社会心理学。書籍も非常に多く、研究している人もたくさんいます。「人間科学」「人間関係学科」「コミュニケーション学科」など名前を変えて多くの大学で多くの学科があるのも特徴です。社会心理学に関係する心理効果も多くあり、私たちの興味や苦しみの中心には人間関係が大きく関わっていることがわかります。

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心理に関わるトピック、最新心理傾向、SNS心理学を雑談のような話を軽いお話にしてお届けします。心理学に興味がある人、心理を使って何かに活か…

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