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「魅惑の心理」マガジンvol.109(2021年 ダービーに乗る騎手心理を考える)

今年もダービーの季節になってきました。ダービーは競走馬が3歳のときにのみ出られる最高峰のレースで、ホースマンたちにとって特別なレースです。天皇賞、有馬記念など日本中央競馬では大きなレースがありますが、このダービーはもっとも格式の高い、ホースマンなら誰もが憧れるレースと言えます。「魅惑の心理」は様々な切り口で心理学を捉えていきたいと考えていますが、きっと誰も書くことのない今回のダービーと騎手の心理を解説しながら、ダービーを予想するという実験的な原稿を書いてみたいと思います。最後に心理面からも加え予想するということもやってみましょう。ただし、ギャンブルを助長するようなものにはしたくないので、買い目は載せないようにしたいと思います。雑談と思って読んでくださると幸いです。予想サイトではないので単体での販売もしません。

○騎手の心理が競馬に与える影響

競馬は馬の力が大きく、騎手よりも馬の力が大事とされることが一般的です。競馬における馬と騎手の重要度の比率は「馬:7」に対して「騎手:3」と言われます。しかし、レースによっては8:2になったり、6:4に近いことになるとも感じます。ダービーは3歳という馬の成長過程にある大きなレースでは、「馬の完成度」というものが大きく影響を与えると考えられ、様々な見方はあると思いますが、馬の能力差が大きく8:2に近い7:3という認識でいます。

ところが騎手の影響力は低いかと言えばけしてそんなことはないでしょう。なぜならダービーはあまりにも騎手にとって大きな存在なので、プレッシャーや願望は他のレースの比ではありません。特に展開面の有利不利、仕掛けどころなどで着順は大きく変わるレースであると思います。つまり1着になるような馬は、馬の能力が大きい。しかし、2着、3着、4着になるように馬は騎手の影響力がとても大きいレースであるという認識でいます。

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