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騎手の服と性格の関係の考察(地方競馬)/色の好みと性格の関係

心理学の知見を様々なものに応用し、そして豊かな生活に役立てていきたいと考えます。今回、その応用として服と性格の関係を考えます。服といっても騎手の服から性格の関係を推測してみたいと思います。競馬の競走では、派手な色の服を着た騎手たちが華麗な手綱捌きを見せてくれます。この服は通称「勝負服」といわれ、馬主あるいは騎手の識別のために着るのものです。服を見れば騎手が解ったり、馬がわかります。

「オレハマッテルゼ」「オドロキノサイフ」「モチ」などの変わった名前の馬は、小田切さんの馬だ。とか「マチカネニホンバレ」「マチカネフクキタル」など馬名の頭に特定の枕詞があると、あーあの馬主さんだとわかりますが、レース中はなかなか区別がつきにくく、馬を見るのには騎手の帽子の色で枠番を理解したり、勝負服で区別します。

中央競馬では勝負服は馬主ごとに異なっており、服を見れば馬主がわかります。一方、地方競馬は新馬戦など特別な場合を除いて、騎手ごとの勝負服を着ます。そのため、地方競馬のほうが騎手の勝負服を覚えてしまえば、馬の区別は容易になります。そして、地方競馬のこの勝負服はデビュー前に、自分で決められるのです。つまり自分の好きな色、憧れる色などが投影されます。もちろん、様々なしがらみの中で、純粋には選べないかもしれませんが、服の色と騎乗スタイルから推測される性格を比べてみて、「色と性格の関係」が如実に比較できます。わかりやすい例として、地方競馬である騎手の服色と性格の関係について考察していきたいと思います。

・森泰斗騎手(船橋所属)
・笹川翼騎手(大井所属)
・御神本訓史騎手(大井所属)
・吉村智洋騎手(金沢所属)

こんなマイナーな世界の話、ニーズがあるとは思えませんが、きっとここでしか読めないそんな原稿です。

・森泰斗騎手(船橋所属)

森騎手は船橋所属の騎手で、船橋競馬、大井競馬場、川崎競馬など南関と言われる南関東の競馬場のレースに騎乗します。南関東リーディング8回獲得し、2023年7月には通算4000勝をあげました。まさに競馬会の「泰斗」(非常に優れた人)のような方です。

森騎手が騎乗するだけで人気が一つ二つ確実に上がります。それは低評価の馬でも森騎手が乗り替わると、勝つことを多くの人が目撃しているからです。レースコントロールが非常に上手。馬場の傾向(どこが伸びる、どの位置が有利か)を常に考えてすぐ実践する理知的な人です。クレバーな方ですから、関係者に気を遣い方もすごいと思います。ただし無理していらっしゃるので、お疲れ気味であり、自分は疲れていると常に自覚して、自分を奮い立たせているそんな方に見えます。やや自己暗示をかけてしまっていて、幸福感が少し薄く感じます。心から笑えないみたいそんな感じがします。

勝負服は青と緑の2色、ダイヤモンドと呼ばれる形の柄で使われています。性格の理知的な部分は青に出ています。深い青は思考の色であります。また関係者との調和、調整力に優れていることがわかります。服を決める新人時代からその資質はあったのだとすごいなと感じました。ダイヤモンドの形状は嗜好などが入るので、性格をどこまで投影しているかわかりませんが、遠くかに見ると青と緑が混じって青緑にも見えます。青緑はクールな人に好まれるので、森騎手が外から見ると、クールな感じに見えるのはそのせいかもしれません。

勝負のポイントとしては、他の騎手からの乗り替わり。逃げ馬不在のレースなどのときは、レースメイクができる馬に乗るかを見極めて積極的に狙いたい騎手です。これからも勝ち星を重ねて5000勝、それ以上を根ざしていただきたいです。ただ、無理はしないでいただきたいです。自分は頑張っていると、常に頭の中で言葉が回っているのが聞こえます。

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