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色彩心理の基礎知識③(生理的に与える影響)

「仕事が忙しくて夜遅くまで資料を作らないといけない。でも、少しでも寝られるなら1時間でも2時間でもスッキリ眠りたい」そんなシチュエーションがある場合、色と光をうまく使うとコントロールできるかもしれません。

色には実際に体に作用して影響を与えることがあります。仕事をするときは赤い服を着て、蛍光灯の光を浴びながら仕事をします。鮮やかな赤い色は交感神経を優位にする傾向があり、体を「ON」の状態であろうとします。

仕事が終わって寝るときは白い光を浴びてしまうと脳が覚醒して睡眠を妨害することがあります。睡眠を促進するには青系の色が良いといわれています。青は副交感神経に働きかけ、血圧、脈拍、呼吸数などを低下させ、心を沈静させる働きがあります。青は人を睡眠に誘う色なのです。実際、布団に淡い青系の色が多いのは、そのような理由があるからです。また白も睡眠を促進させる色です。白は清潔感があり、気持ちよく睡眠に導く色であります。白は淡い青、明るい青と組み合わさることで、心を落ち着かせる配色となります。体を「OFF」にしようとします。

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さらに照明も大事です。就寝前に昼白色(白っぽい色)の照明の光を浴びると、睡眠ホルモンといわれている「メラトニン」の分泌を抑制し、深い眠りが妨げられてしまうという報告もあります。寝室には電球色(赤く暖かい色)の照明が好ましいです。良い睡眠には、白、青系の色の布団、パジャマを使い、暖かい色の照明を使うとよいでしょう。これはかなり使えるのでお試しください。

このように色彩心理の効果は

① 感情や判断に与える影響
② 感覚を狂わせる影響
③生理的に与える影響

がありますが、ここからはさらに詳しく説明をしていきたいと思います。ここでは「③生理的に与える影響」を取り上げていきます。

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