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2019年1月の星の動き 占星術/ヘリオセントリック PAXLUNA高橋ともえ

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【1月第1週 1/1-1/5の星の動き】

2019年は、1月1日から大きな動きがあります。火星が牡羊座に入り、火星の新しい約1年半のサイクルが始まるのです。

天体が星座(サイン)を移動するときは、常に何らかの変化や動きがありますが、特に牡羊座に入るということは春分点を刺激することにもなるので、非常に重要です。

もともと、火星にとっては牡羊座が支配星座なので、この火星のパワーは強力です。

さらに、社会の仕組みを動かしているグレゴリオ暦の1年の最初の日である元旦と重なるということから考えても、現行の社会の枠組みの中でこの火星力を生かしていくという意味合いが強くなりそうです。

占星術は通常のグレゴリオ暦とは違うサイクルで動いていますが、その占星術の観点から見ても、1年の計は元旦にあり、という言葉が2019年ほどしっくりくる年はこれまでなかったように思います。

ちなみに、火星が牡羊座に入る直前には、魚座最後にあって春分点近く(アリーズポイント(※))のキロンとの合が形成されます。2018年年末(29日ごろ)から2019年年始にかけては、自分自身という以上に集合的な傷と向き合うような出来事があるかもしれません。

※アリーズポイントについてはブログ記事を参照してください。
⇒ https://paxluna.net/?p=2381

2018年大みそかは除夜の鐘とともにこれまでの傷ついた想いをしっかり浄化して、2019年元旦からは前向きに具体的かつ実際的な行動計画などを作ってみるといいでしょう。

1月1日~3日には欠けていく月と金星が接近して明け方の空を飾ります。その下の方には恒星アンタレスに寄り添う木星があります。トロピカルゾディアックの星座(サイン)上は木星は射手座にありますが、サイデリアルゾディアックでみるとこれらの天体はすべて蠍座に入ります。

1月1日~3日の月と金星のランデブーは、実は小惑星セレスとも合。冥界の神話と深いかかわりのある蠍座で、同じく冥界下りの神話に関わるセレスが、欠けていく月と金星に重なり合います。この時期、魚座のキロン(とサインをまたいで春分点にある牡羊座の火星)、蟹座のノースノードとの水のグランドトランが形成されるので、傷ついたことや苦しんだこと、闇の体験を積極的に糧に変える、癒す、ということが起きてきそうです。

セレス/ペルセフォネの神話に出てくる冥界の果物はザクロであると言われていますが、ザクロは同時に豊穣も意味します。深く沈んだことで(蠍座)、かえって高く遠く飛翔する(射手座)ことができる、闇を知ったことで(蠍座)、成熟した朗らかさを身につける(射手座)ことができる、ということを示唆しています。木星の射手座入りと蠍座時代のエコーがこの元旦の数日に繰り返されます。

1月4日は、8月のペルセウス座流星群、12月の双子座流星群と並んで三大流星群の1つであるしぶんぎ座流星群があります。流星群は、シュタイナーによると恐れの浄化によって勇気を与えようとするミカエルの働きと関連しています。しぶんぎ座流星群という名前ではありますが、この流星群の放射点を見ると、りゅう座とも近くにあるため、龍=低次元の自分の克服というミカエル的なテーマが浮上しそうです。
(参考)国立天文台のしぶんぎ座流星群の記事

【1月第2週 1/6-1/12の星の動き】

1月4日のしぶんぎ座流星群は、1月6日の山羊座15度付近で起きる部分日蝕の準備です。日本では、全国各地でこの日蝕が観察できるため、日本という国にとってこの日蝕は大きなテーマを持ちます。

日蝕図を東京時間で出すと、10ハウスに山羊座の太陽・月のペア他、水星・冥王星・土星が入り、MC近くに水星、アセンダントにキロンが合、そして火星が1ハウスに入ります。2ハウスに入る牡羊座天王星は、逆行終了直前の留の配置で際立った存在感を見せています。この牡羊座に戻っている天王星は、冥王星とはゆるやかなスクエアとなっており、2011-2015年に形成されていた冥王星と天王星のスクエアの配置を若干思い起こさせる配置です。

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