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今年度から、「0096夜 NHKの将棋・囲碁もAI形勢導入」

去年から、趣味の「みる碁」を始めました。囲碁は全く打てませんし、見ていてもほとんど分からないのですが、毎週のNHKを見て専門誌を眺めるようになってだいぶ棋士の名前も覚えました。そして、「パソコン千夜一夜物語」の作者としては、気になるのは「AI(人工知能)」です。

毎週これを見るのだろうか?

NHKでは将棋も囲碁も(世間では、「将棋」「囲碁」の順序で並べるようなので倣います)、4月の放送から対局時にAI形勢判断が表示されるようになりました。
山口祐さん3月28日付けTweet
以降の文章では、囲碁についてのみ書きますが、囲碁対局のネット中継ではAI形勢判断はすでに普通に導入されています。筆者は時間的な都合で、「みる碁」は、NHK杯と新聞紙面3紙(電子版含む)、週刊碁だけに限っています。
新年度第1回の放送では、割と序盤から優劣がつき、みるみる素人目にも「逆転が無理そうな」AI判定が表示され続きました。「視聴者の皆さんは参考程度に楽しんでください」という趣旨のことを初回解説者のタイトル保持棋士が冒頭に言っていましたが、一時間半の放送時間に編集された「AI判定ワンサイドゲーム」を見るのは少しシンドいと感じました。今後、「接戦」の回も、「逆転」の回も、もちろんあるのでしょうが、百数十手で投了する対局も少なくないプロ棋戦では序盤・中盤のちょっとしたミスから、そのまま勝敗が決まってしまうこともあると思うので、「表示しっぱなし」の「AI形勢判断」が、私の楽しみを奪ってしまわないか、心配しています。

2021年4月6日のコメント

毎日読んでくださっている読者の方には「いつもと違う」と思わせるかもしれませんが、今日はこれで終わりです。
また明日も書きますので、よろしくおねがいします。

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