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利益を生み出すコンテンツについて考えてみた

現在私はエンジニアとして会社に属し、毎月お給料を頂いています。

収入の柱は会社からのお給料1本です。これを副業収入で2本柱にしたいなと考えているところです。

その中で、どんなコンテンツが利益を出しているのだろうかと疑問に思いました。

身近にある利益を出しているコンテンツの1つに「YouTube動画」が挙げられます。

普段何気なく楽しんでいるYouTubeの動画。視聴者は「自分の時間」というコストを払って何を得ているのだろうか。反対に、クリエイターは視聴者に対してどんな価値を提供することで利益を得ているのだろうか。

ここでは、利益を生み出すコンテンツとしてYouTube動画を例に挙げ、それを抽象化して考えてみることにしました。前提として、より多くの価値を提供しているコンテンツがより多くの利益を生み出せるという認識のもとで考えていきます。

結論から申し上げると以下2つの要素の掛け合わせではないか、という考えに至りました。

疑似体験 ✕ 付加価値

具体的な例としては以下があります。

図2

まず疑似体験。

ここで上げたものはあくまで一例にすぎませんが、共通して言えることは「コンテンツを受け取る側がなかなか簡単には手を出しにくい行動」ということが考えられます。

手を出しにくいというのは、

・時間やお金がかかる

・それを自分が体験するために勉強や資格が必要

・そもそも年齢/性別などの違いからそれを自身で体験出来ない

などがあります。

クリエイター側は受け取る側が手を出しにくい、そもそも手を出せないといったことを代行します。

例えば「東大生のとある一日」という動画があるとします。東大というのは日本で最も偏差値の高い大学として認知され、世の中の大多数の方にとって入学することが難しい大学と言えます。入学するには、かなりの勉強時間が必要でしょうし、それに付随して当人の学習能力の高さも必要です。

自分が持ち合わせていない素養・資格を持った人間が体験したことを擬似的に体験出来るという意味で価値を提供しているコンテンツだと言えます。

では何か特別な能力だったり、多くの資産を持ち合わせていないと価値のあるコンテンツを提供出来ないのか?

決してそんなことはなく、YouTube上で人気のある「ルーティーン動画」は一般的なOLやサラリーマンでも多くの再生回数を生み出しています。

これは、「自分以外の誰かの生活を疑似体験出来る」という価値を提供していると考えられます。自分も、自分以外の誰かも皆唯一無二の存在です。他の誰かが自分に成り代わるということは出来ません。何気ない自分の生活も他人には経験できない貴重な体験になるというわけです。


次に付加価値。

これはクリエイターが持っている膨大な知識だったり、貴重な経験が挙げられます。後はクリエイター自身の魅力(容姿、人柄、トーク力、カリスマ性)など。

教育系YouTuberはここにかなりの重きが置かれていると考えられます。

中田敦彦のYouTube大学、メンタリストDaiGo、まこなり社長などがその例です。


疑似体験と付加価値をうまく組み合わせている方の例として、サラリーマンYouTuberサラタメさんが挙げられます。コンテンツの内容としては、主にビジネス書の解説をされており、その中でサラリーマンとしてのリアルな経験を補足として解説の中に織り交ぜています。

「読書」という体験は、まず書籍代と読む時間という2つのコストが発生します。視聴者に代わって書籍を読み、無料のYouTubeで限られた時間で解説することで視聴者に価値を提供します。そこに自分の経験や知識を踏まえて解説を加えることで、コンテンツに更に付加価値が生まれます。これによってその書籍を読んだことがある人にも価値を提供でき、また要点の復習にもなります。

動画単位でも、クリエイターのトークだけで成立しているものがこちらに該当すると思います。

上記で挙げた中田敦彦さんも書籍解説の動画を多く挙げており、このパターンに該当すると思います。


同じクリエイターでも「〇〇円以内で旅行する」といった企画は疑似体験寄りのコンテンツになりますし、時事ネタに対する自分の考えや考察を述べるといった類は付加価値側に寄ったコンテンツだと言えます。


以上を踏まえて、利益を生み出すコンテンツは、

・疑似体験と付加価値がバランス良く高いもの

・圧倒的な疑似体験型 OR 付加価値型

というパターンが考えられました。

今後、

利益を生み出すコンテンツ = 疑似体験 ✕ 付加価値

という仮説を元にして、私も利益を出せるようなコンテンツづくりに取り組んで行きたいと思います。


参考書籍:

メモの魔力 | 前田裕二

今回、YouTube動画を利益を生み出すコンテンツとして抽象化し考えてみました。抽象化という技術について本書を参考にしました。

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