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トレーニングに対する考え方〜トレーニングと試合を結びつける〜

こんにちは。理学療法士×メンタルトレーナー の平山です。
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本日はトレーニングと試合(実際の動き)を結びつける考えをお伝えしたいと思います。

僕はサポートしている選手からこんな言葉をもらいました。

選手:「正直トレーニングしてテニスが上手くなると思っていませんでした」
僕:「ん?なんで?」
選手:「学生時代からトレーナーがついてきついトレーニングを沢山やってきたけど、テニスと結びつかなくてテニスが上手くなった実感が全くなかったんです」
僕:「へー。そうなんや。」

って感じです。笑
実際、こんな経験をした人も中にはいるんじゃないかな?
と思って今回は僕が考えているトレーニングと試合の結び付け方をお伝えできればと思いました。
僕自身、理学療法士の資格を持っていて取得してから10年近く経ちます。僕らが行うリハビリって「評価→アプローチ→再評価」の繰り返しなんです。評価っていうのは、話を聞いて動きを見て検査をして、ネガティブな部分を洗い出してその部分をポジティブに変えていくって感じです。
選手に対するトレーニングの処方も実際、この考え方です。

「〇〇できるようになりたい」という目標があって
「現状、どこが足りていないか」を動きを見たり検査して原因を洗い出して
「その原因に対してアプローチする」って感じです。

(例)
*サイドに振られた時の戻りを速くしたいんです*
という選手の希望があった場合。
まずは実際の動きを見ます。そして速く戻れない原因を考え、検査します。
そこに対してアプローチします。僕がサポートしている選手の場合、
サイドで体重が外側の足に乗っている。頭部が外に流れている。
戻るときに外側の足で蹴っている。など。
ここで大事なのは、効率の良い戻り方を「知らない」のか、体にネガティブな要素があって「できない」のかを判別することです。
実際は「運動学習」も関わってきます。ざっくり言うと、
「見本を見せる」「頭で理解する」「実際動いてみる」「動きの修正をする」「反復する」「体が覚えてくる」って感じです。

サイドからの戻りを以下の図のように細分化して考えていきます。

これは「THE MOVEMNT SPECTRUM」といって一連の運動の範囲です。スポーツに必要な動きを一番右の「活動に特異的な運動」としてその要素を細分化していっています。サイドからの戻りであれば
分離運動:臀部の筋力
基礎的な運動:片脚でのスクワット、片脚立ちの安定性
統合された運動:サイドステップしてからの片脚スクワット
など、分離運動からどんどんテニスに近い動きへ繋げていくイメージです。

サーブであれ、サイドからの戻りであれ、全てこれに当てはめて考えます。細分化していって足りていないところ伸ばしていく。
という形でトレーニングをテニスの実際の動きに結びつけていきます。

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