復活のW

昨日で和田の自宅待機が終了しまして、明日の超よしもとお笑いライブから舞台復帰させて頂きます。

ご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした。

空白の10日間を取り戻せるよう、気合を入れて巻き返して行きたいと思います。


ちなみに100日漫才の方は一足早く、本日3月12日分から和田が復帰しております。

5日間繋いでくれたしげみうどんには感謝してもしきれないのでどうせしきれないならしなくてもいいんじゃないかと思う程です。



今まで300日以上続けてきた100日漫才ですが(タイトルとの矛盾)、今回はさすがに途切れるとこを覚悟しました。

しかし「ここまで続けてきたことをコロナなんかに止められたくねぇ!」という僕の反骨心がムクムクと頭をもたげ、なんとか継続できないものかと思案しました。

しかも漫才のストックがなくなるのがちょうど僕の濃厚接触自宅待機が明ける日だったので、「誰かに和田の代演をしてもらえばギリ行けんじゃね?」という一縷の望みがあったのです。


ただ問題は和田の心情。

もし代演の漫才がめちゃくちゃしっくり来たり好評だった場合、なんともいたたまれない気持ちになってしまいますよね。

そこでおそるおそる和田にLINEで代演の提案をしたところ

「代演ありかも!」

と返ってきました。

おそらくそれに伴うリスクなどは全く考えていないのでしょうが、「まあ本人の了承を得たからえっか」ということで、代演探しに取りかかりました。


しかしこの“代演”というのがすごく難しいんですよね。

和田ありきで書いた台本でやってもらわなければならないのでキャラ的にグッと絞られますし、大幅に見劣りするようではわざわざ代演をしてもらう意味もない。

そして何より今現在コンビを組んでいる人には頼めないという最大の壁があります。

「なんでコンビ組んでたらあきまへんのん?」という声も聞こえてきそうですが、先述した「こっちの方がええやん」となるリスクを先方にも負わせることになるからです。


そうした様々な条件を満たしている芸人なんかいるのだろうか。

と脳内検索すること約2秒。

「しげみうどんがいるじゃん」

100点満点の人物がすぐに見つかりました。



早速しげみにLINEを送ると、「ありがたいですがその日は劇団の稽古があり、終了時間がわからないんです」とのこと。

ありがたいだと?
おべんちゃら言いやがって。

と思いつつ「ほな厳しいか」と送ると「空いてれば行かせて頂きたいのですが、門野さんを待たせてしまうのは申し訳ないと思いまして」と返ってきました。

もしかしてホンマにありがたいと思ってくれてる?
おべんちゃらとか思ってゴメンね。

と改心した僕は、「どっちみちネタ書いてるからもし終わって行けそうやったら連絡して」とお願いしました。



そして当日、僕が会議室でネタを書きながら(半分YouTubeを観ながら)待機していると、舞台の稽古を終えたしげみが深夜2時にかけつけてくれました。

ホンマに来てくれた!

と感動しつつ早速ネタの説明にとりかかると、1回聞いただけで「大丈夫そうです」と言うので、「そんなバカな」と思いつつ撮影してみると、なんと一発OKでした。


能力高っ!

しかも想像以上にしっくりきてる!


他のネタもほぼ一発OKの連続で、あっという間に5本を撮り終えてしまいました。

和田とは週1回7本撮影というペースなのですが、大体朝までかかります。

しかししげみとは雑談を挟みつつも5本を1時間弱。

早すぎるだろ!

ネタを一発で理解してくれるというのはこんなにもストレスフリーなのかと感動しました。



そして帰り際、僕が「明日朝8時から草野球やから早めに終わって助かったわ」と言うと、「早っ!元気ですねー!」と帰ってきたので、「しげみは明日なんもないの?」と問うと、「劇団の東京公演があるので朝7時半に新大阪です」と返ってきました。



はぁ!?

ワシより早いやないか!

稽古って前日の稽古やったんかい!

そんな状況でよく漫才5本もやってくれたなー!

明日早いなんて一言も言わずによー!

かっこよすぎるやろ!



しげみうどん最高じゃね?


というお話でした。


ちゅるちゅるー!!

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