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【野のへらぶな釣り傾聴師】自分の本音を正直に認める

今日はこれまでとは違う感じの書き出しになりますが、どうしても忘れない内に言葉として残しておきたいと思った出来事があったので、備忘として書き留めます。

私は2022年1月から2か月を掛けて、これまでの自分の人生を振り返る作業を行ったことがあります。

それがベースになって、約2年の時間を掛けて、野のへらぶな釣り傾聴師という一人商いが、これから自分らしい人生を生きるための手段と考えました。

そして、会社員を卒業する目標の年を決めています。

しかし、今朝、ある本を読んで、自分の人生のビジョン、つまり、どういう生き方をしたいのか?を言葉にしようとしたとき、こんな情景が脳裏に浮かびました。


私にとっての理想の暮らし

早朝の森の中の山小屋、大きな1枚ものの窓。

窓の外には木製テーブルと椅子が2つある広いウッドデッキが見える。

天井の高い吹き抜けのリビング、木の香りで心が落ち着く。

壁には薪ストーブが備わっていて、黒いポットが1つ、湯気を立てている。

リビングには広い天板の木製テーブルと木製のチェア。机の上には仕事用のノートパソコンと読みかけの本が数冊。

お気に入りのハンドミルで挽いたコーヒーを、薪ストーブで温めたポットの湯を注いで淹れる。

香ばしいコーヒーの香りをすぅっと吸い込む

まだ薄暗い森の木々と、ようやく白みかけた晴天の空を眺め、風が無いのを確認する。

コーヒーで一息ついたら、前夜から準備しておいた、へらぶな釣りの道具、朝食、コーヒーを淹れる道具一式を持ち、野の池へ一人車中泊仕様のカーキ色の軽ワゴン車に乗って出かける。

午前中一杯、野のへらぶなとの駆け引きを楽しんだ後は、森の中の自宅に帰り、今日の釣り場での出来事や自然の中での気付きをホームページのコラムで発信する。

美しい森に囲まれた野の池の鏡のような水面に映るヘラウキの色鮮やかなトップの写真、躍動感あるヘラブナが泳ぐ姿を収めた写真、朝日が昇る濃紺から朱色への自然が作り出すグラデーションの空の写真。

自分のお気に入りの写真を散りばめながら、フィールドで心が躍った瞬間の記憶を言葉に変換していく。

完全にオタクの世界ですね...

でも、これが私が理想とする暮らし方です。

野のへらぶな釣りの話や、自然の中での暮らしを思い描いて妄想している話であれば、自然と筆が進む(というか、PCのキーボードを打つ手が止まらない)のです。

これが本当に自分がやりたいことなのか?

一方、人の悩みを想像し、自分の過去の経験を基にどうやってそれを克服してきたか?という題材について記事を書こうとすると、どうしても話題が広がらない。

そして、書けないことに苛立っている自分がいることに気が付きました。

もしかして、自分が本当にやりたいことって、好きな事を楽しんでいる自分のことを好きなように書くことなんじゃないか?

書くことが好き、などということは、これまで意識したことはありませんでした。

ですが、よく考えてみると、人から

「ピースさんは、書くことが得意ですよね。」

とか、

「よくそんなに沢山書くことが思い浮かぶよね」

などと言われることがあります。

私からすると、自分は物書きを職業にしたいなんて、文才のある方々が数えきれないほど集うここnoteの世界で様々なnoterさん達の記事を読んでいると、おこがましくてとても言えませんし、正直思ったこともありません。

しょせんは単に、あることについて書いていると、ついつい細かく物事を説明したくなってしまうという癖があるだけ。

ただ、書くことは好きか?
と問われたら、確かに嫌いではないと思います。

友達や同僚の悩み相談が得意か?
と聞かれたら、「得意ではない」
と答えると思います。

自分がこんな生活をしたい。と思う妄想の世界には、

多くの登場人物は出てこないんです。

グループになって、多くの人達と和気あいあいと語りあっている自分はいないのです。

むしろ、孤独あるいは、ごく少数の気の合う人と、趣味や暮らしについて共通する話題を語り合う濃密な時間を過ごす自分の方が、容易に頭に浮かんでくる。

私は都会の雑踏や満員電車、活気にあふれる都心の人気スポットなどには正直なところあまり興味がありません。

むしろ、喧噪から隔絶された、自然の音が中心の静かな環境で、普段の生活の一つ一つの物事をじっくり時間を掛けて味わうことを贅沢と感じています。

さて、そんな自分の本音を曝け出してしまって、これからどうなることやら・・・

自分が立てた目標というものは、途中で軌道修正したっていい。

一度決めたことが形を変えてしまったとしても、自分の軸がぶれていなければそれでいい。

自分の本音に嘘をついていると、結局どこかでぼろが出て苦しくなり、立ちいかなくなる。

そう自分に言い聞かせて、今日の気付きを受け入れたいと思います。



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