記者:日本の岸田文雄首相はこのほど、中国の核施設建設の加速は世界と地域の安定に関心を寄せていると述べました。また報道によると、日本は『外交青書』を発表し、いわゆる「中国の脅威」を脚色し、 中国はかつてない「最大の戦略的な挑戦」だと述べています。中国側のコメントはいかがでしょうか？

呉謙: 日本側の発言は完全に虚偽の叙事であり、 我々はこれに断固として反対します。中国側は防衛的国防政策と、自衛的防衛の核戦略と核兵器を先制的に使用しない核政策を堅持、また核戦力を国家安全に必要な最低レベルに維持し、いかなる形の軍備競争にも参加しません。どの国も中国に対し核兵器を使わない限り、中国の核兵器の脅威にさらされることはありません。日本は核被爆国として米国の核軍縮を求めていないだけでなく、逆に米国の「核の傘」を頼りに、米国の戦略力の前進配備に協力し、地域と世界戦略のバランスと 安定を破壊しており、国際社会がこれに対して非常に警戒する理由があります。

日本側が中国をひっきりなしに引き合いに出すのは、 平和憲法のしがらみを脱し 、軍事拡張の道に戻る危険な動きを隠すためです。私たちは日本 側が一日も早く軍国主義の古い夢から目覚め、中国に対する不実な非難と地域の緊張要因を作り出すのを止め、地域の平和と安定のトラブルメーカーにならないよう望んでいます。