今日はあの山へ #14|北八ヶ岳・高見石へ登り、高見石小屋と白駒荘で山小屋スイーツを味わう
山小屋には、おいしいごはんやスイーツを提供している所がたくさんあります。
頂を目指す登山も楽しいですが、山小屋のおいしいものを食べに山へ行くのもまた楽しいものです。
ということで今回は……
①北八ヶ岳の展望スポット「高見石」まで登山、白駒池を見おろす
②高見石すぐそばの「高見石小屋」で名物「揚げパン」を食べる
③山を降り、白駒池近くの「白駒荘」で「ほおずきレアチーズセット」を食べる
……という、食べ物中心の山行をご紹介します。
八ヶ岳・北八ヶ岳とは
「八ヶ岳」とは特定の山を指すものではなく、山梨県〜長野県へと南北に連なる山々の総称です。
八ヶ岳にある夏沢峠を境にして、南側の山域が「南八ヶ岳(または八ヶ岳)」、北側の山域が「北八ヶ岳」と呼ばれています。
白駒池・高見石へのアクセス方法
・JR茅野駅(長野県茅野市)からアルピコ交通の「麦草峠線」バスに乗り、「白駒の池」にて下車
※麦草峠線は季節運行のため、運行期間に注意。2023年の運行期間は7/15〜10/15です
今回のコース
・白駒の池バス停→高見石への分岐 10分(遊歩道)
・高見石への分岐〜高見石 上り40分、下り30分(登山道)
・高見石への分岐〜白駒荘 徒歩5分(遊歩道)
・白駒荘→白駒の池バス停 徒歩15分(遊歩道)
※コースタイムはあくまでも目安です
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車でアクセスできて早朝から行動できる方や、健脚の方は中山〜にゅうにも足を伸ばすと良いでしょう。バス利用の方は帰りのバス発車時刻に注意が必要です。
山の写真・スイーツの写真
白駒の池バス停〜高見石小屋
バス停を降りたら道路を渡り、白駒池入口へ。序盤は整備された道ですが、高見石への分岐から先は登山道なので、登山靴やトレッキングシューズで入山した方が良いと思います。
高見石小屋までは静かな森の中を歩きます。苔に覆われた森はとても美しく心が癒されます。途中、足を止めて苔に近づき観察してみるのも楽しいです。
高見石
高見石小屋に着いたらまずは高見石(大きな岩が重なっている小ピーク)へ登ります。小屋のすぐ脇から登ることができます。
岩と岩の隙間に落ちないように気をつけながら登っていくと、そこは白駒池を見下す絶景が待っています。この日は雲が多くて残念でしたが、それでも雄大な景色を楽しむことができました。
高見石小屋で揚げパンをいただく
高見石から降りたら、高見石小屋で名物・揚げパンを注文。これを目当てに高見石小屋を訪れる人もいる人気のスイーツです。
揚げパンは、きなこ・ココア・抹茶・チーズ・黒ゴマの5種類の味があり、2つを選べる2個セット(¥400)と、全種類セット(¥900)があります。
時期や曜日によっては全種類セットのみの提供となることもあるようです。ドリンクと一緒に注文すると¥50引きになります。今回はきなこ2個セットを注文しました。
揚げパンは注文を受けてから上げるため、出来上がるまで少々時間がかかります。
やってきた揚げパンはホカホカのフワフワ。給食の揚げパンを思い出すからでしょうか、どこか懐かしい感じがします。とてもおいしくてあっという間に完食。小ぶりなパンなので1人で全種類セットも食べられそうです。
高見石から下山し、白駒荘へ
高見石から来た道を戻り、白駒池へ。
白駒池に到着する頃にはずいぶんと青空が見えるようになっていました。下山すると晴れるのは登山あるあるですね。
青空が映し出された池はとても美しく、高見石から見るのとまた違った雰囲気を味わえます。
白駒池の近くに立つ白駒荘は101年の歴史がある山小屋ですが、2017年に火事があり建て替えたため、内装はとても綺麗でした。
今回は白駒荘オリジナルスイーツの「ほおずきレアチーズセット(¥1,500)」を注文。凍った丸いほおずきが付いています。
チーズケーキに別添えのほおずきソースをかけると甘酸っぱくてフルーティな味わいになり、これがまたおいしくてペロリと完食。
白駒荘のHPによると、ほおずきは老化防止やアンチエイジングにも有効で、鉄分も豊富で美容や健康効果の高いフルーツなんだとか。デザートなのに美容・健康効果もあるなんて嬉しいですね。
おわりに
楽しい山旅にプラスの楽しみを与えてくれる山小屋グルメ。
今回は高見石小屋と白駒荘の話でしたが、おいしいものを提供してくれる山小屋は他にもたくさんあります。工夫を凝らして名物メニュー、オリジナルメニューを提供している山小屋の方々には本当に頭が下がります。
山小屋グルメは小屋の方々が登山道整備に出ていたり、そのほか都合により毎日提供できない場合があるため、事前に確認をするのが良いでしょう。
ご覧いただきありがとうございました!