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岡野昭仁配信LIVE2021 DISPATCHERS Vol.2が凄すぎて全ての神に感謝した

いつもいつも大袈裟なことばっかり言うて、と自分でも思うんだけど一曲一曲何らかの神仏に感謝しながら聴いてたよ、本当に。というわけでまさかこんなにすぐあると思ってなかった2回目の配信ライヴ、前回がやばすぎただけに今回も一週間前から情緒が崩壊してしまっていたんだけど、25日までは元気に生きなきゃいけないと思わされ続けた日々だった。わたしはきみという光に生かされている(宗教)

さあ、アーカイブ観ながら振り返るよ。贅沢~~~!!!!!


(※7/31 アーカイブ30回くらい観たので加筆修正しました)


1. ギフト

しっとりスローで始まったひとりきりのステージ、ライヴでも歌う回数多めだけどもまた違った雰囲気。かと思えば一番終わったところでテンポ上げてきたのでしびれた。ロングトーンがやばすぎてこの曲の説得力を上げている。歌詞の主体は最後まで行動を起こしてるわけじゃないんだよなあ。「鳴り止まぬ歓声を浴びる~がっつり噛みつかなきゃ分かんない」のとこが一番好きなんだけど、結局跳びだしたとも噛みついたとも書いてないからね 最終的に何もしてない可能性だってあるのにさ 不思議だ


2. リンク

イントロのギターにやられた~~~!!!!!なんなんそれ!!!!!ほんで最初のフレーズで心臓握り潰されたよ?!「たとえば僕は君を抱きしめているのに!!こんなにも激しく求め合っているのに!!」って言われたんですけど?!?!(言われてない)巻き舌やばいし……アウトロのちゅるちゅるって何……ひとりのくせにすごい攻めてくるじゃん……すき……このアレンジはポルノグラフィティの方でもやってほしい、晴一さんのギターでも聴きたいよう


3. マリーゴールド(あいみょん)

ここからカバーパートだよ!サビが来るまで何か分からなくて、「90年代ぽいね~知らんな~」と思ってたよ、あいみょんかよ!!!!!昭仁さんが歌うから90年代ぽく聴こえるのか、あいみょんが90年代ぽいソングメーカーなのかはあいみょんを未履修のわたしには分からないんだけども、原曲とは違う切なさがあってめちゃくちゃいい曲じゃん、今すぐあいみょんを履修登録します!!昭仁さんの「大好き」と「キスして」は破壊力抜群でえぐい


4. HANABI (Mr.Children)

サビが来るまで(略)まさかのミスチルでした本当に申し訳ありませんでした!!!!!今のところ脳内リピート率NO.1です。声が掠れてるのは本人曰く「張り切りすぎた」ってことらしいんですがそれがこの曲(というかミスチルの曲)に合っていてわざとかなとすら思う。いつもと違う雰囲気になってるし、ラストの「もう一回」の伸びがやばい。そしてこれはもうアレンジが素晴らしいのでしびれる……さっきからずっとしびれてる

原曲はドラマ「コード・ブルー」の印象もあいまってか結構重めの曲のイメージだったけど、昭仁さんが歌うと無理矢理首を掴まれて光源の方向へ向かされているような印象になる。「だけど素敵な明日を願っている」に最大のアクセントを置いてんじゃないかと思ってしまうんよなあ


5. 勿忘(Awesome City Club)

出だしの「たとえば」「ねがいが」の音のやわらかさ、なんなん?そこからボルテージが上がってくみたいにサビに入るんだけどサビの高音の綺麗さよ……ちゃんと裏声を伸ばせるのって思った以上に難しいよね、上手になったよね(何目線なん) あんまり昭仁さんに裏声のイメージないから、余計に美しかったです。女性ヴォーカルをぶれなく歌いこなせるのほんと何回練習してその境地に辿り着くのか知りたい。


6. 人として(SUPER BEAVER)

こういう真っ直ぐな歌詞ってカバーではなかなか伝えきれないと思うん、ともすれば上っ面を撫でただけみたいな薄っぺらいカバーになりがちな印象なんだけど、そこは最強の説得力を持った昭仁さんのヴォーカルの一番得意とするタイプの歌詞だよね。お天道様に恥じる行為をしそうになった瞬間に鳴るブザーにしたい、昭仁さんの声。「カッコ悪い人にはなりたくないじゃないか~~~~!!!!!!!!!!」って叫んでくれ。

表現者とその表現内容は切り離して考えた方がいいとは思うんだけど、この曲をこんなに真っ直ぐ歌う昭仁さんのことをどう解釈したらいいのか聴くたびに迷う。昭仁さんが真っ直ぐな人間だからあんなにぶっ刺さる歌になるのか?真っ直ぐでなくてもぶっ刺せる歌唱力があるのか?それともそんなことどっちだってよくて、ぶっ刺せることこそが凄いのか?


7. JUBILEE (くるり)

くるりは名前は知ってたけど聴いたことないアーティストだった。昭仁さんが歌ったの聴いて「讃美歌かな??」と思ったらタイトルは本当に宗教的な言葉だったのでびびった。舞台装置もそれを意識してるんじゃないかと思った。音の伸びや高音の美しさが凄まじいんだよ、7曲目ですよ中盤ですよ、さっき張り切りすぎて声掠れてましたよね、タンブラーにドーピング入れてます?こんだけ上手く歌えたら本当楽しいだろうなあ。

しかし原曲聴いたら「この曲~~~?!?!?!」ってなった。知ってた。全然違うじゃんまじでびっくりした……もちろんどちらも最高なんですけど「くすんだ窓に指でかいた花びら」の変調が凄まじく素晴らしかった。「なんで僕は戻らないんだろう」の囁くような声もそこまでのギャップも相まってしびれた。ほんまきみはそういうとこやぞ。


8. サヨナラCOLOR(SUPER BUTTER DOG)

珍しく力を抑えた出だしから爆発するようなサビ、なんなんその緩急……丁寧に言葉を音に乗せてくれるね、昭仁さんのフォールが特徴的な歌い方とすごく合ってて耳を豊かにしてくれるね、アレンジもすばらしいね。これも人生を諦めそうになった時とかに脳みそに直接鳴らしてほしい、「本当のことは、見えてるんだろ?!」って歌ってほしい


9. 情熱(UA)

まさかの!!!!!UA!!!!!いや間違いなくこれは昭仁さんの声に合いすぎるじゃろ、真骨頂じゃろこれは!!またよく知っている曲なだけに上手さがびりびり伝わるし、グルービーでアップダウンの激しい曲をここまで完璧に歌うかと衝撃を受けた。歌上手いのもちろん知ってるけどさ……思わず机に突っ伏した、びっくりしすぎて。あとアレンジも凄かったtasukuさんが神?ギターのジャカジャカと打ち込み?の音が癖になるじゃん。「抱きしめてほしかったけど」の「め」が好きすぎてKingGnuの井口さんがめぇめぇ言ってたの分かる気がした 昭仁さんの「ま」行は麻薬


10. 今だから(松任谷由実・小田和正・財津和夫)

いやごめん知らない曲だったけど開始1秒で恋に落ちた!!この曲!!何この感覚!!!!イントロが好き!!メロディも好き!!歌詞も好き!!アレンジも好き!!すごい名曲じゃん!!!!!さすがのBIG3だよな!!!!!ああああああ~~~~~!!!!!今回カバーした自分の知らない曲の中で本当にぶっちぎりで好き!!原曲まだ聴いてないけどサビはどのパートも音高いのに地声で歌ってる昭仁さん凄すぎるし「たまらなく好きー!!」がたまらなく好きなんですけどどうしたらいいんですか責任取ってくださいよまじで!!「ひとりで歌っちゃいました♡」じゃないんだよほんと……永遠に残してくれよお……最後のサビの「ふたりを包んだすべてが―――」のロングトーン、からのげきつよ「たまらなく好きィ――!!!!!!!」が最高 80年代より80年代ぽいの、これはもう昭仁さんの声がそうなんだろうな。


11. アイネクライネ(米津玄師)

前振りでBuzyか米津さんが来るなと思ったけどこっち!!頼むからこの曲が大好きな理由を昭仁さんの口から説明してほしい。Lemonでも感電でもパプリカでもなくこの曲なの本当になんでだろう、リクエストが多かったってのもあるのかな。

この曲はわたしもよく聴いてて好きなんだけどうっかり曲名でググったらいろんな歌詞の解釈が出てきてしまって本当にそれが嫌で、もしそれが作り手の意図と合っていたとしても嫌だなと思ってしまって(個人の感想です)、最近聴くのを避けてしまうくらいだったんだけど、昭仁さんの歌うアイネクライネが強すぎてそういうごちゃごちゃした感情全部吹っ飛んでしまった感ある。原曲の哀しさとか切なさもいい意味で全部吹き飛ばして新しい解釈を耳からドン!とねじ込まれた気がする。このあたしは強すぎるでしょ……あなたといればマジで大丈夫だと思ってるタイプのあたしだよ。

今までカバーした曲の中でここまで原曲とまったく違うものになってる曲はないってくらい別物の歌になってる。米津さんの『アイネクライネ』には救いがなくて、(だからこそ解釈が暗くなってしまいがちで)だがそこがいいんだけど、昭仁さんの『アイネクライネ』は哀しみや切なさを越えた先に眩しい救いが待っていることを確信しているような、というか昭仁さん自身がこの曲をそう解釈しているような気がする。

ありがとう昭仁さん、あなたのおかげでアイネクライネがまた大好きな曲になった。今はちゃんと笑顔で聴けてるけど、リアルタイムではここからずーっと泣いてしまって画面が観れなかったんだよ。ひっじょーに月並みな言葉で申し訳ないんだけども、昭仁さんが歌ってくれたおかげで救われたような気がしたよ。あとアレンジが神だ。tasukuさんも神だ。シュンスケさんのピアノも神だ。神多すぎ。


12. 若者のすべて(フジファブリック)

昭仁さんフジファブリックとか聴いてたんすか……?!?!?!?わたしとおんなじですね!!!!!!(クソデカボイス)でもこれは本当にわたしにとって昭仁さんが歌ってはいけない曲なんだよ……サビの音の伸ばしがえぐい、一音一音がわたしの心臓を抉っていくの、本当に号泣してた。もともとこの曲は、わたしにとって思い出深い日に流れてた、おそらく一生忘れない日の曲なんだけど、昭仁さんがこの曲を歌ったことによってボケても思い出せる曲の一つになってしまった。こんな説得力の権化みたいなヴォーカルに「何年経っても思い出してしまうな」って言われたらさあ……胸倉掴まれて脳髄揺らされちゃうでしょうがよ。

この曲は語尾に想いがごりごりに込められているよな……「まぶた閉じて浮かべているよォ―――ッッッッ!!!!!!!!」ってどこまで遠くの相手に伝える気なん……「お」の発音良すぎて鼓膜がいつまでも震えるんですが もうこれ昭仁さん自身になんか思い入れがあるでしょって思ってしまうくらい熱量がすごくて、小細工がなさすぎるんだよね。もともとあんまり小細工ある歌い方しない人だけどそれにしたってなさすぎる。あとさあ昭仁さんの「な」行にわたしが弱いのでサビの一音一音に殺されてた。はあまさかこの曲を歌うなんてな、酔っぱらいの夢かと思ったし今でも少し夢だったんじゃないかと思ってる

カバーって結局知ってるか知らないかで感動するポイントも変わってしまうけど、この曲は究極の「知っているからこそ死ぬ」パターンだと痛感した。でも昭仁さんがこの曲を歌ってくれてよかった、本当にありがとう。あとこれまたアレンジが神すぎて、tasukuさんがいる方角に祈るしかない。


13. フラワー

ここでポルノグラフィティに帰ってくる、と。間のMCではにっこにこ楽しそうに嬉しそうに喋ってたのにこの高低差ですよ。やっぱりポルノグラフィティは一番馴染んでるなあと実感させられるね。前にYoutubeの方で歌ってくれたときよりまたずっと味わい深くなってるのなんなんだよ。あと何段階進化を残してるんだ?


14. Shaft of Light

前回のライヴでの衝撃を思い出すなあ……!アウトロのフェイク新バージョンじゃん最高 この曲を昭仁さんに提供してくれてありがとう、ポルノをやってただけでは辿り着かなかったかもしれん境地だと思う、本当にだいすきな曲


15. 光あれ

昭仁さんのソロプロジェクトの最初の曲にこの歌詞を書いてくれたn-bunaさんに感謝しかない。命令形を歌わせたら昭仁さんの右に出るものは居ない 「光あれ」がこんなに強いなんでもう神じゃん……知ってたけど……


16. その先の光へ

ソロ3曲の中で一番歌詞がストレートなので、昭仁さんの説得力が効いた一曲になってるし昭仁さんも心なしか歌いやすそうに聴こえる。さすがスガシカオ大先輩分かってる。15曲歌いきってまだこのつよつよヴォーカル、ほんとすごい。さすが首筋のやばい男……

「ありったけ」の「あ」が強すぎていつもびびるんだけど、「あ」の強さがあるから「あたし」「わたし」の曲に合うのかなあと最後に感じた。このライヴの『その先の光へ』は原曲を超えた力強さがありました。最高だったよ!!!!!第3弾も待ってる!!!!!!


最後に、ポルノグラフィティを母屋と表現してちゃんと言及してくれる態度本当にありがたいね。ここんとこのポルノの動かなさに常々やきもきしてる身としては、忘れてないよって言ってくれるだけで安心する。ふたりが元気で幸せに暮らしてるならそれで全然構わないけど、もういいかげん、そろそろふたりが並んで楽しそうに音楽やってるところが見たいです!!どうかよろしくお願いします!!それはそれとして、第1弾も含めてせめて音源化してください!!!!!金なら言い値で払います!!!!!この素晴らしいライヴをこの日だけで終わらせないでください!!!!!!わたしはもっと、岡野昭仁がすげえヴォーカリストだってこと世の中の人たちに分かってほしいんです!!!!!!!!!



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