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輝きを再生する音楽

「古き良き音楽を今に」というと、ちょっとだけ懐古主義的に捉えてしまいませんか?その時代を想像し、ロマンを感じる…ってのはよくありそうです。また昔好きだった音楽をノスタルジーに浸りながら楽しむのもアリでしょう。でもね、どこか心の奥底で…今もカッコイイ、なんなら今の方がカッコイイ!むしろ、今の形に再生されているからイイ!そんな音楽に憧れてしまうのです。

「1950年代をリバイブ」という離れ業をやってのける、カッコよすぎる3兄弟。今回ご紹介したいのはロンドン出身のKitty, Daisy & Lewisです。


Kitty, Daisy & Lewis “I'm So Sorry”

ロカビリーロックンロールスカを基調に、歌と演奏の生々しさだけで魅了するパワー。当時を完コピというか、当時もこんなにカッコイイ人達はいなかったであろう感じで、彼らは輝いています。徹底したアナログ指向で空気感も当時さながらですが、アレンジの鮮やかさ、ミニマリズムで貫かれたスタイルはどこかとても新鮮で、今っぽく感じられます。


Kitty Daisy & Lewis “Going Up The Country”

僕ら自身に置き換えてみても、今を一番鮮やかに(カッコよく)輝かせる為には、生き方をアップデートしていく必要があるのだろうと思います。

「新しいものを取り入れなくちゃ」と、つい複雑に考えがちですが、もっとシンプルに、「昔から自分の根底にある、大好きを、恥ずかしがらずに表に出していけばいい」んじゃないでしょうか。そして今という時代に、少しだけ要るものを足して行けばいい。彼らはそんなメッセージを投げ掛けてくれているような気がします。

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