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雨とコーヒーに合う音楽


コーヒーショップで雨が上がるのを待っている。

梅雨はジメジメしていて、肌もベタつくし、周りの人々の表情も気怠く、どこか浮かない… 。

そんな中に、ひとかけらの静けさを見つけ、溜息をつきながら、何を考えるでもなくボンヤリする時間が好きです。


今日は、雨のうんざりに寄り添いながら、「雨もね… そんなにわるい奴じゃないよ」と、ちょっとだけ気分を紛らわせてくれる、そんな音楽を紹介していこうと思います。



Smokey & Miho  “Summer Rain”



雨といえば真っ先に聴きたくなるこの名曲。チボ・マットのボーカル羽鳥美保と、BECKのギタリストとしてもお馴染みスモーキーが紡ぎ出す音楽は、聴く程に雨を、何だか愛おしく思える存在に変えてくれます。ボサノヴァ調のフンワリした雰囲気にも、言葉がしっかり入ってきて、心が動かされます。



Beach Fossils  “Down the Line”


続いてビーチ・フォッシルズ。この世界から、少しだけ離れた場所から鳴らされるような幻想とリアルの境目の音楽。ボンヤリまどろんでいる時の意識は、そこを目指しているようで、またそこに帰っていくような感覚にも似ています。まだ見ぬ世界や理想の場所に、少しだけ近づけた気分になれる不思議な魅力を持った楽曲です。



奥田民生  “コーヒー”


最後は「雨」と「コーヒー」で思い付いてしまったので仕方ない(?)この曲。とても昔の曲だけど本当に大好きな曲。やりたいことなんて何も浮かばなくて、ダラダラと過ごしていた時代に、「あぁそうか、何も無いことも一つの幸せの形なんだな」と、なぜか心に強く響いたことを覚えています。



いかがでしたでしょうか?僕のイメージでは「初夏の雨にはアイスコーヒー」なのですが、ホットでも美味しく幻想が広がりそうですね。雨は現実を少しだけ滲ませて、ロマンティックにデコレートしてくれます。梅雨が明けてしまう前に一度、前向きな「まどろみ」を試みるのもいいんじゃないでしょうか。



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