東京事変が好きすぎる〈入門編〉

こんにちは。

先日、日本テレビ系で放送された高校生クイズ全国大会で知り合いが活躍していてちょっと嬉しいめだまやきです。
クイズ、ちょっとやってみようかな。

今回は、私が敬愛してやまないアーティストについて少し語らせていただきたく。

前回の投稿などからも分かる通り、私は東京事変が大好きです。

といっても、「群青日和」発売の半年前に生まれた私にとって、第1期は勿論記憶になく、第2期に関しても「女の子は誰でも」を幼稚園児ながら口ずさんでいたことと2012年の解散の驚きくらいしか覚えていません。
ええ、完全に新規のファンです。恥ずかしながらその魅力に気がついたのもここ数ヶ月です。

時は2021年6月。なんとなく深夜にYoutubeで「生きる」のライブ映像を見て興奮で眠れなくなり、MVを片っ端から漁り、「アイスクリームの歌」で男性陣の人気を知り、花金ナイトを一気見し…と一晩で東京事変の虜になってしまいました。その次の日の部活帰りに閉店間際のCDショップに滑り込みまして、無事最新アルバム「音楽」の入手に成功しました。アーティストを好きになってから円盤を買うまでのスピードはぶっちぎりで史上最速です。

…と、このように東京事変沼にまんまとはまってしまったのです。

ここで、「東京事変はココがスゴイ!!」みたいな特集を組もうかと思っていたのですが、いやあ、非常に烏滸がましく、、ファン歴の浅い私などが語ってしまっていいバンドなのか、と。しかも音楽の知識などないに等しいただのその辺の高校生ですから。

既に沢山の愛好家の方々がそのようなことは語り尽くしていらっしゃると思いますし、うぬう、、、

ということで、今回は東京事変の是非聴いてほしい曲を何曲かピックアップしようかなと思います。今回は〈入門編〉のつもりです。もちろん全曲聴いてほしいんですけど。絞るの大変でした。

語り始める前に、かるーく、本当にかるーく、東京事変について紹介します。

〈メンバー〉
 Vox./Gt.   椎名林檎 
 Gt./Cho.   浮雲
 Key./Gt./Cho.   伊澤一葉
 Ba.   亀田誠治
 Dr.   刄田綴色

〈来歴〉
・2004年、椎名林檎を中心に結成され、「群青日和」でメジャーデビュー。
・2005年、晝海幹音(Gt.)とH是都M(Key.)が脱退。その後浮雲と伊澤が加入し、現メンバーに。
・2012年、閏日をもって解散。
・2020年、元日に「再生」と新曲発表。

書き足りないな…あとで別の記事にまとめようか。

では、〈入門編〉、はじめまーす

①群青日和
 (作曲:H是都M  作詞:椎名林檎)

これは言わずもがなの名曲でしょう。全てはここから始まりました。
リリースは2004年ですが、今でも東京事変の代表曲として様々なメディアで流れているのを耳にします。この頃の東京事変は「第1期」と呼ばれ、ギターを晝海幹音、キーボードをH是都Mが担当しています。
椎名林檎がバンドをやる、デビュー曲の作曲はH是都Mことヒイズミマサユ機、でこの曲どーん、ですから、当時の衝撃はきっと凄まじかったでしょう。事変の誕生の瞬間をリアルタイムで見たかったです。
第1期の曲は歪んだギターの攻撃的な音が印象的なイメージがあります。ギラギラしていてかっこいい。

「新宿は」と言えば「豪雨」です。テストに出ます。

第2期のメンバーでこの曲を演奏する時はギターが3人(!)になります。こっちもかっこいいです。


②OSCA
 (作詞作曲:浮雲)

3rdアルバム「娯楽バラエティ」の中の一曲。ちなみにこのアルバムは全曲の作曲を椎名林檎以外のメンバーが担当しています。すげえ。
浮雲の曲は展開の速さと意外さが特徴かなと思います。J-POPではあまり聞かない音やコードの並びが多用されていて、耳に残る曲が多い印象です。この曲もその一つで、最初に聴いた時は「何だか掴みどころのない曲だな」と思ったのですが、イントロのベースのリフとサビの裏のフレーズとソロ合戦と響きだけで言葉を羅列したようなボーカルと(以下略)がもうクセになってもう戻ってこれなくなりました。
ライブでも聞いてみたいなあ。


③キラーチューン
 (作曲:伊澤一葉 作詞:椎名林檎)

こちらもアルバム「娯楽バラエティ」から。
文字通りのキラーチューンです。曲の構成といい明るさといい、東京事変の曲の中でもJ-POPらしい曲の部類に入ると思います。音の階段、音の跳躍、フレーズの反復といったJ-POPの主な要素が全て入っているのに、やはりそこは流石と言うべきか、旋律が美しいだけではないのがこの曲です。跳ねるリズムやカントリーテイストのギターがフックとなって、何度でも聴きたくなります。好き。
歌詞も素敵です。曲がキラーチューンなら歌詞はキラーフレーズのオンパレード、キラーリリックです。何度殺されたんでしょう私。

そしてこんなに明るい曲に天気雨というシチュエーションのMVをつけた児玉裕一監督のセンスにも脱帽です。雨がこんなに美しく見えるなんて…


④能動的三分間
 (作詞作曲:椎名林檎)

言わずと知れたカップラーメンタイマーソングの代表曲ですね。
なんだそれ。初めて言ったし初めて聞いたぞ?まあいいか。
3分きっかりに終わることといい、キャッチーなサビの旋律といい、スウィング気味のリズムといい、ムーンウォークといい、MVでなぜか1人だけ虐げられる伊澤一葉といい(?)、かっこいいのてんこ盛りの曲です。しかもそれがポップスとして成立している。すげえ。
それと、少しマニアックなところで申し訳ないのですが、2番Aメロのドラムが秒針のようにリムの叩き方で音の高さを変えているので、そこもぜひ聴いてほしいです。語彙力がなくてなかなか伝わらないかもしれませんが多分聴いたら分かります!

私は、家から徒歩3分のコンビニにから帰る時に必ずこの曲を聴きます。ドラムの刻みに合わせて歩き、最後の「Up, up and away!」で家の鍵を開け、電子音とともにドアを開けるのです。最高。
ちなみにコンビニに行く時は聴きません。最後の「ピーッ」と一緒に自動ドアが開いてもあまり嬉しくないからです。やっぱり家のドアを開ける動作があっての快感なのです。

…何の話でしょうこれ。


⑤閃光少女 
 (作曲:亀田誠治 作詞:椎名林檎)

高校生のうちにこの曲に出会えて本当によかったと思います。少し前の記事でも取り上げた言葉ですが、「残りの人生の中で、今日が一番若い日」というのにも通じる部分があるように思います。今日、今を「全力で生きていこう」ではなく、「最高値で通過していこう」と言う言葉選びがとても好きです。汗や涙といった湿り気を全く感じさせずに、若さを描けるのは椎名林檎だからこそと言った感じがします。その点では藤井風の「青春病」にも似ているかもしれません。私ごときが烏滸がましいですが。
師匠の曲はたまに眩しすぎるほどまっすぐですね。他のメンバーの曲にはない無邪気さや明るさを持っている気がします。

英語版の「put your camera down」もぜひ。


⑥永遠の不在証明
 (作詞作曲:椎名林檎)

2020年の「再生」後に発表された、映画「名探偵コナン 緋色の弾丸」の主題歌です。この曲で東京事変ファンになったコナン好きもいると確信しています。
タイアップ発表時に「このような暗躍モノこそ、我々東京事変の十八番です。」とのコメントを残していますが、まさにその通りで、怪しい、というか妖しい旋律を楽しんで作ったのがよくわかる一曲です。ニヤニヤしながらレコーディングしてそう。まあそれを想像してる私の方がニヤニヤしてるんですけどね。たぶん。

活動休止期間を経て、改めてこの5人だからこそできる音楽があるんだなあと実感しました。5人それぞれの個性がこんなに出ているのにそれが「東京事変」として一つにまとまっているのが不思議で仕方がありません。

不思議といえば、日本の美男美女をこんなに集めてどうするんでしょうか。結成から17年経っても円熟味が増すばかりでおしなべて麗しいなんて。やっぱり大好きです。

ええ、以上になります。今回は〈入門編〉ということで、シングル曲を中心に選びました。烏滸がましいとか言っておきながら結局、知ったかぶりの上から目線のような文章になってしまいました。反省です。

今回上げた6曲の作曲者の内訳は、椎名林檎が2曲、浮雲と伊澤一葉と亀田誠治とH是都Mがそれぞれ一曲ずつということで、東京事変はメンバー全員が作家であるということも特徴です。今回は取り上げなかったのですが、いつかもっとコアな曲を選んだ記事で刄田綴色の曲についても書きたいと思います。東京事変の曲をあまり聞かない状態で「ほんとのところ」を聴くと後遺症がありそうですし、「猫の手は借りて」も単発で聴くよりあのアルバムの中で聴きたいですし。

ということで、長々と語ってしまいましたが、最後までお読みいただき、ありがとうございました!


※記事内でメンバー名は敬称略とさせていただいたことをご了承ください。

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