ぴーなっつ野郎

約3ヶ月の間、各都道府県の御朱印を集めながら自転車で旅してました。 それを思い出しなが…

ぴーなっつ野郎

約3ヶ月の間、各都道府県の御朱印を集めながら自転車で旅してました。 それを思い出しながら色々書いていく。落花生の苦手な千葉県民。 ついったーhttps://twitter.com/Pnutsun_Dr?s=09

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旅の幕開け(初日)

・8月20日 いよいよ旅の準備も整い、2017年8月20日、自転車旅行にはやや遅い時期な気もするがようやく出発することに。 全国を周るにあたって旅のコースは重要である。寒くなる前に北を制覇することを考慮しつつ、綿密な計画の下に作成されたコースマップがこれである。 つまりはほぼ無計画。とりあえず安く泊まれるキャンプ場を目指しながら北上していこうと思いつつ、まずは家の近所にある、友人が経営するカフェへと足を運ぶ。時間はすでにお昼を回っている。腹ごしらえをせねば。 店に入る

    • 北海道(のごく一部)周遊からの青森秋田(旅15~18日目)

      ・9月5日 札幌休暇を終え、再び漕ぎ出しましたよ。 北海道をぐるりと一周したいところだけど、それだけでとてつもない距離になるし、正直野宿してヒグマに会ったら絶望しかないというビビり全開のため、小樽だけ寄って北海道を離れることにする。あと寒いしね。 札幌の海鮮丼なんて観光地価格だろ!なんて偏見を抱きつつ小樽で海鮮丼を食べたけど値段は大して変わらなかった。 食事後は道中の海岸で水切りをして遊んだ後、道の駅シェルプラザ港へ到着。裏手に墓場があったので肝試しをしようと向かって

      • 北は寒い(旅12~14日目)

        ・9月2日 港までの高速移動の末、ようやく踏みしめた北の大地。北海道一周はしないまでもせめて札幌くらいは行っておこうと出発。無人駅でみつけたメッセージノートに一言残しつつのんびり走っていると、庶民の味方「ファッションセンターしまむら」を発見。念願の長袖を手に入れる。これで快適な夜は約束されたも同然だ。目的を一つ達成したところで、お昼ご飯は北海道の名物と名高いやきとり弁当を食す。しかし俺が買ったのはセイコーマートのやきとり弁当。有名なのはハセガワストアのやきとり弁当らしい。無

        • 試される大地北海道(旅11日目)

          ・9月1日 カンタの桃を朝ごはんに今日の予定を考える。間違いなく今日中に北海道へ行けるはず。そう思いつつ道の駅で話しかけてきたおじさんと雑談をしながらだらだらと準備をする。そしてフェリーの函館へ向かうフェリーの時間を調べると衝撃の事実が。時刻は現在9時過ぎ、最終のフェリーが出るのが14時頃、手続きを考えると13時半には着かなければならない。フェリーターミナルまでに距離は70キロ強もあるのだ。今までの行程を考えると移動速度は時速20キロ程度である。4時間こぎ続けるのは現実的で

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        旅の幕開け(初日)

          ○こにゃん(旅10日目)

          ・8月31日 お腹一杯のまま眠りにつき、本州の最北端へと着々と近づく今日この頃、遂に寒さで目が覚める。いつも通り、ぼけーっと朝の時間を過ごしていると、新鮮な野菜や果物を納品に来た地元のじさまとばさまで溢れかえってきた。せわしなく動く皆さんを眺めながら佇んでいると、おじいさんがつかつかと寄ってきて「ん!」と、桃を差し出してきた。お前はカンタか。心の中でつっこみつつ、え?もらっていいんですか?と聞き返す。「ん!!」…お前はカンタか。それ以上語ることなくおじいさんに桃を押し付けら

          ○こにゃん(旅10日目)

          きょうのわんこ(旅8、9日目)

          ・8月29日 思わせぶりな終わらせ方をした翌日、早朝に大きな音が鳴り響き飛び起きる。そう、ミサイル警報だ。だだっ広い公園でミサイルが来ると言われた所で逃げ場は無いというのに。朝食の食パンをもそもそしているうちに警報は終わり、最悪の寝覚めで一日が始まった。 せっかく海側に出てきたから海沿いに北上しようとしたが、調べてみるとなかなかきつそうな山道である。結局また内陸へと引き返し北上することに。途中に通りかかった川で石を投げて水切りして遊んでいたら後から来た釣り人のおじさんに軽

          きょうのわんこ(旅8、9日目)

          夏だ!海だ!陽が出ない!(旅7日目)

          ・8月28日 スズメバチを封印した翌朝、まだご存命の様子であったがもうこの場を発たなければならなかったので、封印した箱の上に「スズメバチ在中」の書置きを残して道の駅を後にした。そしてここで地元に用事があったので一度旅は中断し、自転車は最寄り駅の駐輪場に置き二日間お休み。 8/28、旅再開。旅開始以来ずっと内陸の道を行き、山道にも飽きてきたので進路を北から東へと変え、海を目指すことに。進路を変えても結局山道。何とか乗り越え陸前高田市へ。ようやく海沿いに着いたものの、天気はよ

          夏だ!海だ!陽が出ない!(旅7日目)

          ぶん♪ぶん♪ぶん♪(旅6日目)

          ・8月25日 何の変哲も無い一日を終え、道の駅で販売していたひまわりの種を使用したソフトクリームを朝食代わりにして出発。ナッツ味 昨日の通り道に「旅立神社」というまさに今回の旅行にぴったりの神社があったのに、洗濯やらのごたごたで記憶からすっぽりと抜け落ち華麗にスルー。代わりに訪れたのは宮城県大崎市の志波姫神社。なんとこの神社は手水舎の水がセンサーにより自動で出始めるハイテク神社でした。宮司さんは不在だったものの、授与所には書置きとともに御朱印を置いていてくださっていたので

          ぶん♪ぶん♪ぶん♪(旅6日目)

          いざキャンプ場…?(旅5日目)

          ・8月24日 ネットカフェで快適な朝を迎え、奇行を目撃された傷も癒えた今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。 インターネットを駆使して調べた結果、宮城県と岩手県の境界あたりに無料で利用できるとの情報を得た。ようやく堂々とテントを張れる場所に泊まれると心を躍らせ、意気揚々とネットカフェを出た。 しかし出発早々、雨に襲われる。というより旅開始以来、青空を見ていない。正直テンションはかなり下がっているし、なんだったら旅やめようかなくらいの心境である。とはいえもう帰るにして

          いざキャンプ場…?(旅5日目)

          はじめての(旅4日目)

          ・8月23日 たいやき事件から一夜明け4日目。滞在していた道の駅安達は「グッドトイレ10」という謎の賞を貰っていました。 出発して早々、自転車の異変に気づく。ブレーキの効きが非常に悪いのだ。恐る恐るブレーキを確認すると、ホイールを押さえるブレーキの要、ブレーキシューが異常なほど磨り減り、ほぼ消滅しかかっていた。前日までは一切ブレーキの異変は感じなかった。つまり昨夜の雨の中で強行した数時間で消滅したことになる。もう雨の夜は走らないと決意した瞬間である。この日は山越えをする予

          はじめての(旅4日目)

          まいにちまいにち(旅3日目)

          ・8月22日 前回のあらすじ 酢飯、ダメ、ゼッタイ。 旅3日目の8/22、初めてのテントでの朝を迎え、少しはましな睡眠が取れたと思う。ダラダラと出発の準備をしていると、おじいさんに話しかけられた。いかにも自転車旅行!という感じの大荷物でいるとそれだけで話しかけてきてくれるんだね。 この日は特に神社に寄る予定も無かったのでひたすらに北へと突き進んだ。途中でガ〇ダムのようなオブジェを見かけたがきっとガ〇ダムではないのだろう。そしてこの日も夕方から雨に降られる。コンビニに緊

          まいにちまいにち(旅3日目)

          甘酸っぱい(旅2日目)

          ・8月21日 ベンチで野宿から一夜明け、寝心地の悪さであまりよく寝られなかったが、旅は続くよどこまでも。基本的に1日の走行距離は100km目安で走ることにする。 この日から目的のひとつである神社の御朱印をもらいながら進んでいく。御朱印とは雑に言ってしまえば神社、お寺のスタンプラリーである。続きはWebで。 記念すべきひとつめの神社は茨城県筑西市に所在する「羽黒神社」。お参りを済ませ、授与所(おみくじとか売っている所)へ行くとそこに人はいない。どうやらそんなに規模が大きく

          甘酸っぱい(旅2日目)

          旅に至るまでその3

          前回までのあらすじ 仕事を辞め、残業代バトルの末に自由と金を手に入れたくそ野郎は旅に出るため動き出す。 自転車旅をすると決めたものの、当時持っていた自転車は中古で買ったタイヤの小さなオシャレ自転車のみ。こんなものでどうして日本一周できようか。いや、できない。 そもそも自転車で旅に出るとは考えているものの自転車に対する知識はほぼ0である。幸いなことに近場に大きなスポーツサイクル専門店があったので、そこで自転車を物色しつつ旅の情報を得ることに。 さすがは専門店、全国とはい

          旅に至るまでその3

          旅に至るまで その2

          前回のあらすじ コナ〇君のライバルとして業界を席巻するつもりだったが、ブラックというにはブラック企業に申し訳ないくらいのお粗末な会社に入ってしまった為、残業代をとってやろうと決意して自由の身となったぴーなっつ野郎であった…。 2017年春、退職。ここで残業代が結構な高額になることがわかったのでこれはチャンスと自転車で全国を巡る旅に出る決心をする。 なんやかんやでようやく準備が整い、いざ労働基準監督署(以下、労基)へと向かう。ところがどっこい、相談に乗ってくれたおじいちゃ

          旅に至るまで その2

          旅に至るまで

          そもそも何故自転車で日本一周しようなんて狂気的な発想に至ったのかというお話。まあ、以前にもGWに千葉県一周したり転職の合間に千葉から栃木まで往復したことはあったからなるべくしてなったとも言えるか。 時はさかのぼり2年前(ベベンッ)転職をしたあたりから話は始まる。仕事については身近な人間にしか明かしていなかったので名言は避けるがコ〇ン君の同業者とだけ書いておく。 昔から興味のあった仕事に心を躍らせ、毎日10kmの道のりをせっせと自転車通勤し、早く仕事に慣れるために割りと

          自転車旅行まとめ

          3ヶ月にわたって走り続けていた自転車旅行を先日無事に終えまして、こちらで旅行について気ままにまとめていこうかなと思い筆を執った次第でございます。 ということで第1回目は旅行中のあれこれな数値をまとめてみました。今後、自転車旅行を検討している方は参考の一つにでもしてくだされ。ちなみに旅のテーマは47都道府県の御朱印集めでした。 出発日 2017.8.20 帰還日 2017.11.30 所要日数 92日(途中、実家に帰宅した日を除く) 走行日数 74日 総走行距離 6

          自転車旅行まとめ