生きてて成し遂げたいこと、みたいな
たいそうなことはひとつもないわたしなんだけど
これだけは、ということがありまして。

それは、親より後で死ぬこと。

いろんな家庭や事情があるから、一般論としての親に対して感謝や敬意を持つべきとかそういう思想はないけど、
わたしにとって、わたしの両親は本当に温かくて、尊敬できる人たちで。
親孝行なんて全然できてないわたしだけど
「親より子が先に死ぬことは、とても親不孝なことなんだよ」
って確かいつか父が言ってた気がするようなしないような(しないのかよ)

少なくとも、わたしが死んだら両親は
とってもとっても悲しむことは想像に難くないので
だから悲しませることはさせたくないのだ。

昔から、自分のことをあまり大事にできないタイプのわたしは
別にいつ死んだって、それはそれって思ってた
でもこういう風に、ちゃんと生きるって思えるようになったのは感謝でもある。

そんな風に思えるようになってもう何年だろう。

少し前に、父に癌が見つかった。
大腸がん。ステージ3だそう。

現状、余命うんぬんという段階ではないし、
手術できる部位だったのも幸いだけど、
病院が混んでいるらしくいまだ手術の日取りは決まらず。

いつかはわたしが2人を送り出すって決めてたけど、
いざ初めて親に命の危機を感じてみて
とてもショックでした。
当たり前ですが。

絶対良くなるって信じてるから
父との思い出を振り返ったりもしないけど

なるべく多く実家に帰ろう。
たくさん話そう。

って思った。
お父さんはわたしが大好きなので。笑
わたしも、いろんないやなとこもあるけど、結局、うちのお父さんが一番なんだよな。