ボカロPとして思うこと
バンドのベーシストとしても、ボカロPとしても活動していて大事に思うことのひとつとして、「自分に価値をつける」ことを大事にしてます。
じゃあ価値っていったいなんなのか。
活動する上でいろいろ考えて出てきたことをここに記しておこうと思います。
音楽大量消費時代
自分もリスナーのときはそうなるのでなんとも言えませんが、世は音楽大量消費時代とでも言いましょうか?
ようはせっかく発表した音楽作品も心を掴んでいる時間がやたら短いこと。
流行りの移り変わりが早すぎるというのもありますが、マーケットは供給過多だということ。
僕がボカロPデビューした2019年は今のブームの少し前だったということもあって、今ほどは作品数も多くはありませんでした。
YOASOBIがヒットしたのをキッカケに大量の新規参入があってボカロ界隈は賑わいました。
違和感
しかしながら違和感もあります。
自分も作品を投稿した際の再生数やコメントが初期の頃より多くなっていますが、アナリティクスを確認すると数日後にはあまり聴かれなくなってしまっています。
僕も好きな曲は何年経っても何回も聴きますが、ほとんどがそうではありません。
良い曲だなー!と思っても、数回聞いて2度と聞かなくなってしまった曲もあるし、そういう作品の名前どころか作者が誰だったかもわからなくなってしまうこともしばしば。
これって超供給過多で目移りが激しくなってしまうことにも原因はあると思う。
忘れられない為には
いろいろ考えました。
・アカウントの名前の後に投稿した作品名足す
・見つけてもらいやすい配色のサムネ
・頭に残る歌詞やフレーズ
・耳に残る飛び道具的なサウンド
1人でやれることは限られてきます。
SNS運用もフォロー、フォロワーが増えれば増えるほど滝のように流れていくTL。
見て欲しいツイートを何度もRTしてフォロワーさんに拾ってもらうように頑張ったり。
そして気づいた。
「音楽以外にいろいろ頑張らないと音楽的にも評価されない」
これは本当に毎日思ってる。マジで笑
音楽凄いやつめっちゃ居る、でもみんな知らないんですよね。
知って欲しいけど、評価されない音楽はまずそのテーブルに乗せてもらえない。
折れない心と認める心
自分がそういう流れを掴めないままここまできてしまった、いわゆる「運」を掴めなかった中、
「じゃあ辞めますか?」と聞かれると答えはNoなわけで。
それって少なからず応援してくれるあなたが居るから苦しくてもしんどくても走れるんです。
クリエイターやアーティストはみんなそうです。
そんなあなたの自慢になりたいから評価されたいし、数字を追いかけるんです。
だから僕はしんどくても辛くても弱音を吐いても泥水吸っても希望を謳う曲を作るし、それに共感してくれるあなたを愛しています。
弱い自分を己で認めて一歩一歩進むしかないんですね。
愛はそこにあるんか?
さっきも書いたとおり自分のやりたいこと以外はやっぱりあなたが原動力だから進めるんだと思う。
みんなに向けて曲を作っているんじゃなくて、あなたのために作ってます。
愛はそこにあるよ。絶対に。
あなたの日常に僕の曲が寄り添えること、人生の大事な時間を使って聴いてくれること、本当に嬉しく思います。
単なる1再生だなんて思ってないよ?
今年はバンドが忙しい分ペースは落ちますが、是非ともボカロP、ペクちんを宜しくお願いします。
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