びっくり!ガン治療はここまで進んでいるのか!
昨日、午後開いてみたら、「こんにちは」とか出てこなかったnote。
しかも、午後はなんか、忙しくて、アップできなかったわ。
やっぱり朝活ね。
ここから続いてます
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さて、前回挙げた8つの遺伝子の欠損だったら分子標的薬が使えて、それは、飲み薬で、効果も高く、正常な細胞を痛めにくい・・・
それ以外の遺伝子の欠損だったら標準治療で点滴。正常細胞を痛める副作用のおそれも高くなる。
で、わたしの癌細胞は・・・・・じゃ〜〜ん。
ハズレ!
あてはまらなかった・・・
私の場合の標準治療は、
抗がん剤2種類(ひとつは、割と古典的な、ひとつは、割と新しめの)と
免疫療法の薬。
この免疫療法っていうのは、画期的で、
癌細胞は自分の中で本来成長しないで消えてしまうものが何かの関係で増殖したものというのを、前回説明した。
外から入ってきたものには全力で戦う免疫も、自分の細胞なので、免疫のブレーキがかかりやすい。
そこで、ブレーキを緩めて免疫ががん細胞を攻撃する力を持つようにする治療法。免疫チェックポイント阻害薬を使う。
ただし、今度は逆に正常な細胞も攻撃しちゃう副作用の可能性がある。
これら薬を通常3週間に一度、通院で投薬する。
通院ですよ。そのまま、帰れるぐらいのダメージなんですよ。
3週間に一回でいいんですよ。
もはや、ほぼ、普通の人と同じ生活と言っても過言じゃない。
医学の進歩に愕然としましたね。
ところで、癌のステージ(病期)って何?という人もいるだろうから説明しておくね。(付け焼き刃の知ったかぶりだけど)
SBI損保のHPにはこんなふうに書いてある。
・0期:がん細胞が上皮内にとどまっており、リンパ節への転移もない。
・1期:がんが上皮層を突き破っているが、筋肉の層にとどまっている。リンパ節へは転移していない。
・2期:がんが筋肉の層を越えており、リンパ節へ転移しかけている。
・3期:がんがリンパ節へ転移している。
・4期:がんが他の臓器へ転移している。
一般論で書いているので、もう少し複雑な判断基準もあるらしいが、
簡単に言えば、癌の大きさやリンパへの転移、多臓器への転移などで、わけている。
とういことでステージⅤがないということは、とりあえずステージⅣは、末期癌ということも言える。
このネタは、家族をコントロールして動かしたい時には、ぜひ使わせてもらうとしよう。
「余命いくばくもない私の頼みなんだけどなあ」とか
「いいのよ。あなたは10年後があるから。今しかない私は今するしかないのよ」とか・・・ね。
うちの家族じゃ、この程度じゃ、効かないだろうけど・・・
そのステージⅣ(他の臓器に転移している人)の生存率
(5年後を目安に調査するらしい)
■全がん…15.9%
◎食道がん…9.1%
◎胃がん…7.2%
◎直腸がん…14.5%
◎肝臓がん…7.7%
◎肺・気管のがん…4.3%
◎乳がん……32.2%
◎子宮頸部がん…20.9%
◎前立腺がん…43.6%
※公益財団法人 がん研究振興財団「がんの統計11」より
圧倒的に肺がんが厳しいわねえ。
主治医が治療方針の話をした時、
「何か質問はありますか」
もちろん、最初で最大の質問は、
「6月から7月にかけてジョージアに行く予定にしていたんですけど、3週間以内に帰ってこればいけるってことですよね」
今、多くの読者の皆様の呆れ顔が目に見えたわ。
だって、とりあえず、それが最重要事項なんだもん。
先生の回答
「はい、大丈夫ですよ。それに、この3週間というのは目安で、それより短くすることは危険ですが、長くすることはできます。
治療薬を入れた後は副作用もある可能性がありますから、一番状態のいい時期にジョージアにいけるようにスケジュールを調整できます
治療してから出かけるより、帰ってきてから次の治療をする方がいいでしょうね」
きゃ〜〜、うれしい。
それさえわかれば、後の質問は、おまけみたいなもんなんだけど
「その3週間に一度の治療はどのくらい続けるんですか」
「ずっとです。でも、2年で一回様子を見ます」
「それは、何か理由があるんですか」
すると先生、答えにくそうに
「2年以内に必要なくなることが多いので・・・・」
「そういうこと〜」思わず吹き出しちゃった不謹慎な私。
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そして、まだまだつづきます
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