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未踏の探検をワクワク楽しむ

ここからつづいています

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さて、初めにMRIで骨転移と言われた時、全く信じちゃいなかったが、帰りの車の中で、もしこれが本当だったらどうだろう?と考えてみた。

本当にいきなりの癌宣告だったとしても、
ま、いいかなっ
と思えたのだった。

プロフィールにも書いてあるようにもう30年も「いつ死んでも後悔しないように」と思って生きてきた。

昨年末初孫が生まれたばかりで、これからの成長を見られないのは残念ではあるが、とりあえず、初孫には会えたのだ。

まだまだ、行ってない国、行きたいところはあるけれど、行きたいところは我慢せずに行っているし、会いたい人にも会っている。

仕事も未練がないくらいは頑張った
(もちろん毎回毎回の反省はあるけど、後悔はない)

この先20年30年と生きたとしても、今と同じように、美味しいものを食べて会いたい人に会って、行きたいところに行くという日々が続くだけだ。

病気に関しても、毎年ドックで検診は受けていたし、「ああしておけばよかった」という後悔もない。できることはやっていた。

仕方がないものであったらそのまま受け入れるしかない

そして、それは、今まで私が体験したことのないことだ。
何が起こるのだろう。
どんな気持ちになるのだろう。
そんなことを考えていたらワクワクしてきた。

でも、誤診だとおもってるけどね。

ということで、PET検査。

ブドウ糖の注射をしてから全身にまわるまで、個室でゆっくり。

それから30分間機械に乗って、一回休憩。

そして、もう一度30分機械に乗る。

CTの時にうっかり目をあいたら目の前すぐに機械の壁が見えて、洞窟に閉じ込められたような息苦しさを感じた。

だから、機械に横になった瞬間、目を閉じて腹式呼吸でゆったりすることにきめた。

あんまりゆったりし過ぎて眠りかけて機械の
「大きく息を吸ってはい止めて」
という声を夢心地で聞いて対応しなかったくらいだ。

検査が終わると、検査技師が、私に小包を渡した。

PET検査を受けた方にはサンドウィッチをプレゼントしています」

献血のあとに色々もらったこと以外、医療関係の施設でものをもらったことがない。

中には、サンドウィッチと紙パックの野菜ジュースが入っていた。

やっぱり高価なPET検査を受けさせたいためにおまけ付きなのね。それならヤマザキのサンドウィッチじゃなくて、もう少し高価なものにしてほしいわ)


結果はどうしても付き合うという夫と待ち合わせをしてランチを取ると診断結果を聞きに病院に戻る。

PETの読影は2時間ぐらいかかるのだそうだ。

テレビのラジエーションハウスという放射線技師の話を思い出す。

読影のスキルが低いと正確によみとれないんじゃないの?


「すみません。今日は付き添いがいて。一緒でもいいですか」

「どうぞ」と医師。

午後の仕事を休んで、やってきた夫に、もう過保護なんだからと思いながら、あとで色々読むと、ショックを受ける患者もいるので付き添いがいることを薦めているらしい。

でも、付き添いより、荷物持つのに気を遣って欲しい・・・


映像を見ながら医師がいう。

「内臓にはどこにも癌は見当たりませんでした

ほーらね。やっぱり卵巣がんは誤診だったわ。
あんなに断言しちゃいけないわね。

「でも、骨の転移は全身ですね。頭蓋骨、背骨、肋骨、骨盤・・・」

指し示す映像にも、ブドウ糖に反応しているところがあちこち見られる。
特に骨盤周りは真っ白。

痛い足はどうやらこの骨盤が原因になっているかも。

一応聞いてみる。

「これが良性のものということはありませんか」

「う〜ん。この出方は、悪性のものと判断せざるを得ない。ただ、原発癌がわからないので、この病院ではここまで。この後ソーシャルワーカーと転院先を決めてください」

愛知と静岡の専門病院に紹介状を書いてもらい、予約を取る(この予約は病院間でないと取れないという面倒なもの)。

その間に、2月3月の仕事関係者に電話連絡を入れる。

キャンセルにするか延期にするか、他の講師を探してもらうか・・・

こんな時フリーランスは、代わりがいない

「今日、転移癌が見つかっちゃったんですよ。で、○日の仕事、行けるかどうかわからない状況なんです。どうしたらいいかご相談させていただけますか」

いきなりこんな電話をもらった営業もびっくりするわよね。
しかも、いつもと変わらぬ、明るい元気な声で。

そんなこんなで8時に来た病院を出たのが閉院の18時。

健康でないと病院も来れないわね。

1月26日・・・今、まだ、ここ

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まだまだまだまだ・・・つづく

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