「びっくり離職」というらしい
快晴の土曜日、春ですねえ。
ここから続いています
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検査入院も終わり、結果が出るまでに、3本の最後の仕事をした。
埼玉、千葉、名古屋・・・感慨深く、ちょっとしんみりした気持ちになってFacebookに投稿。
大好きな仕事にも終わりは来るのね・・・
以前も紹介したアンコンシャスバイアス研究所で調べてた「ガンと仕事に関する意識調査」によると、6割の人がこれまでどおり仕事を続けている。
大体、二人に一人が癌に罹患する時代に、癌患者がみんな仕事を辞めてしまったら、経済の破綻よね。
でも、しばらく前は、癌と診断されただけで、仕事を辞めてしまった人も多かったようだ。
「びっくり離職」
というらしい。
今は、癌患者の68.4%は治る時代になった。
この治るというのは5年生存率をいう。
30年前は53.2%。二人に一人。
でも、人はみんないずれ死ぬんだから、死亡率は100%なんだけどね。
そう言われてみれば、周囲にも癌だった人、今、癌の人は多い。
でも、元気に仕事もしているし、普通(に見える)生活をしている。
いわゆる完治している人も多い。
私のように、先の予定が立たないと仕事に差し支える職業の人は、同じ仕事を続けにくいが、そうでない人は、病気が治ったり、ひと段落したら、また、仕事復帰というのもあたりまえのことだ。
ちょっと長引く風邪とか腰痛とかと同じぐらいに考えたらいいんじゃないかな。
私は「びっくり離職」なんかしないもんね、と思っていたが、結果的にこの仕事の引退宣言をしてしまった。
別にびっくりしたからではない。
クライアントと会社のベストを考えたからだ。
今回のように、大慌てで、周囲に迷惑かけられないものね。
それに、年齢から言っても、体力的にも数年前から
「いつ、仕事を辞めようか」「もう、今年で終わり」
と、思ったり言ったりしてたしね。
フェイスブックのコメント欄に、友達からの、心温まるメッセージが寄せられたが、
「お疲れ様」というのと
「終わり、終わり詐欺でしょ」というのの
大きく二つに分かれた。
ま、わたしが、おとなしく、理想の患者だけを演じているわけがないとみんな知ってるのね。
終わり宣言をしてから2週間。
あ〜ん、仕事したいよ〜〜
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ということで、さらに、続く〜
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