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居住用の賃貸マンションでプライベートサロンを開業するには

この記事では、これからプライベートサロンを始めようとしている方の参考になればと思い、サロン用の部屋を借りたときのことを書いています。

わたしは現在、居住用の賃貸マンションでプライベートサロンを営んでいます。

以前は一戸建ての自宅の一室を施術用にDIYしていましたが、
息子の成長や駅からちょっと離れた山の上という立地や
一人の時間も確保したいという心境の変化などもあって
サロン用に部屋を借りよう!と思い立ちました。

けど、会社員をしながらの再開業(=副業)だし、
路面店舗じゃなくマンションの一室とかでいいんだけどなぁ、と。


思い立ったら後先考えずに動いてしまうわたし(笑)
あれはちょうど一年前の9月の三連休。
ネットで賃貸情報を検索して、よさげなところをピックアップ。
その日に不動産屋にノンアポでフラっと行ってみることにしました。


まず、不動産屋にノンアポで行くってのがそもそも間違っていたらしく、
対応してくれた営業さんの表情が
「いきなり来られてもねぇ」と言わんばかりでしたが(笑)
それでも、たまたま次のアポまで時間があったようで、対応してくれました。

さらにたまたまピックアップしていた物件がその不動産屋に近いうえ鍵も預かっているとのことで、即見せていただきました。

がしかし、
そこでわたしがプライベートサロンをやりたい、という話をしたところから営業さんの態度に変化が…。



「居住用の賃貸物件で営利活動なんてダメですから!」
とピシャリ。


そーなんだー。知らんかった…


「まぁでも、大家さんがOKすれば別ですけどね」
とフォローを入れてくれる営業さん。



見せてもらった部屋はイメージに合わなかったのだけど、
その営業さんがいろいろと親切に情報をくれたのでした。

そもそも居住用の賃貸物件で営利活動をすることは契約違反で、
見つかると大家さんから即退去を要求されますよ、と。

最近よくあるのは、ネイルサロンのトラブルだそうで、
自宅の一室で気軽に始められることから、賃貸の自室でこっそり開業する方が結構いるらしく、
その不動産屋で管理している物件でも、即退去になった事例もある、とのことでした。

ただし、大家さんによっては営利活動を許可してくれる場合もあるから、交渉してみるといいですよ、とも。


そんなわけで、その日帰宅するやいなや、ネットで営利活動できそうな物件を探しまくりました。


営利活動を許可している場合は物件情報の備考欄に
「事務所可」と明記されていることが多いので、
事務所可物件で検索してみると、数は少ないけれど物件はあります!


ただし、事務所可と書かれていても、施術ベッドを置いてお客様をお招きするような形態がOKかどうかはわからないので、
内覧希望の問い合わせとともに、こういう形態で営利活動がしたい、という旨の問い合わせも必要です。

どの不動産屋も大家さんに問い合わせてくれましたよ♪


また、事務所可とは書かれていないけど魅力を感じる物件も、
営利活動が可能かどうかを不動産屋に問い合わせてみました。
これについてはすべて不可の回答でしたね。

なので、やはり事務所可物件を中心に探すほうが確実かと思います。


そんなわけで、不動産屋をゲリラ訪問した日の夜に
あちこちの不動産屋に問い合わせメールを出しまくり(笑)
翌日の午前に回答をくれた不動産屋にさっそく物件をいくつか案内してもらいました。

一番見せてもらいたかった物件は大家さんとすぐに連絡がつかずに二日後に見せてもらうことになったのですが、
居ても立ってもいられず、とりあえず外観だけでも見に行ってみることに。

その外観を見たときに

あぁ、ここだわ…

部屋も見ていないのに、直感で、ここを選ぶだろうと思いました。

そして週が明けた会社帰りに部屋を見せてもらって、その場で決めました。
夜だから日当たりもわからないってのに(笑)

面白かったのは、このマンションは間取りの違う二部屋が空いていて、
間取り図を見て「この部屋にしよう」と思っていた部屋を先に見せてもらったら、何かイメージと違っている氣がして、うーん…ってなったんです。

そしたら営業さんが「もう一部屋も見てみます?」と言ってくれて。
間取り的には最初の部屋のほうが良さそうなのだけど、

なんと!後から見せてもらった部屋には

前の住人の残置物の冷蔵庫、洗濯機、ガスコンロ、テレビ、照明が!
しかもまだまだ使える状態の美品!
そのまま使ってもよいと言うではないですか!!!

10万円浮いたやーん♪

ってなわけで、即決で「この部屋にします!」と(笑)

テレビは見ないので入居前に撤去してもらいましたが、それ以外は今もありがたく使わせていただいています。

でね、この部屋にした決め手は残置物…じゃなくて
本当はリビングの窓から山が見えて、日が暮れ落ちていく空がきれいだったから、なのだけど

実際に住んでみてわかったのは、
階数と間取り、方角の違いで、もう一つの部屋と比べて部屋の明るさが段違いに良かったということなのですよ♪

夜の内覧はこういうところがわからないので、
わたしみたいな直感重視でない限り、昼間に内覧することをオススメします!(当たり前か!)

そんなわけでゲリラ訪問から物件決定までたったの三日(笑)
大満足の物件選びとなりました。

審査もあっさり通過して、あとは契約書を交わすだけ。
収入額がどうであれ、正社員っていう肩書は強いなぁとつくづく思いました。(ただいま人生初めての正社員を謳歌中)


がしかし…
契約書が作成できたら連絡します、とのことだったのに
待てど暮らせど連絡が来ない…

大家さんの氣が変わっちゃったのかな…なんてちょっと心配なったりして
じぶんに向き合ってみたり。

どうやら、契約書に記載するサロンとして部屋を使用する旨の文言を決めるのに時間が掛かっていたようでした。

一か月ほど待たされたものの、無事に契約することができました。

家賃や管理費の割り増しなどもなく、営利活動もしてOKということで部屋を借りることができたのです。


ただし、条件がいくつかあって

・法人登記はしない
・看板は出さない(表札に屋号を出すくらいはOK)
・広告やネットなどに住所を明記して集客しない

という感じです。

活動に制限はあるものの
路面店舗に比べて安く借りられるし、
副業で始めるにはありがたい選択肢だと思います。

大家さんも不動産屋の営業さんも好意的でしたし、
なんでも相談してみるものだな、と。


ちなみに、なぜ二部屋も空いているのか、事務所可にしているのかをたずねてみたところ、
マンションに駐車スペースが少ないうえ、駅近の住宅街で貸駐車場が近くになくてなかなか部屋が埋まらない、早く借り手がついてほしいから条件をゆるくしているのだそうです。

のちに会社のパイセン男子が好奇心から
有名な事故物件サイトを調べてくれましたが
該当しませんでした(笑)


まとめると、
・賃貸物件でサロンなどの営利活動をしたければ許可を得る必要がある
・「事務所可」物件で探してみる
・不動産屋を通して大家さんに交渉してみる
・大家さんからOKが出ても、一定の条件はある
・わたしのように契約までに時間を要することもあるので、開業日を決めてるなら早めに行動したほうがよいかも

参考になれば幸いです♪

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