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雪虫が教えてくれた『この世界の歩き方』の極意

昨年の秋の終わりに
札幌では『雪虫』と呼ばれる小さな虫が大量に発生した。
毎年雪が降り始める少し前にちらほらと現れるのだけど、
今年は嵐のような大群で現れた(らしい)

(らしい)としたのは、わたし自身は札幌に住んで普通に生活し、毎日会社に通勤していながら、一度しか大群には遭遇しなかったから。

そんな雪虫騒動で、わたしは『この世界の歩き方』の極意を垣間見たのだった。

この記事はその極意について書いています。
これまた書きかけの記事が出てきたので、書きあげてみました。

SNSでもみな大騒ぎしているし、会社でも、サロンに来るお客さんたちも
「すごかったー」と言っていたのだけど、わたしは街中を歩いていても例年と変わらない程度に舞う雪虫にしか遭遇していなかった。

いったい、何が起こっているんだろうと思っていた矢先、
面白いことが起こった。

わたしはサロンから会社に出勤するときはバスを利用しているのだけれど、
その日は会社のパイセン男子と同じバスになり、
バス停からパイセンと歩き出した途端に、初めて雪虫の大群と遭遇することとなったのだ。

これか!これが大群かー!

と、ちょっと興奮しつつ、でもまぁ抵抗したところでどうにもならないし
つかつかと会社に向かって歩いた。

すると、隣でパイセンは雪虫に猛烈に抵抗しているではないか。
手で払おうが何をしようがどうにもならないのにから。

まぁ、氣持ちはわからなくもないけれど。

その光景を見ていたときに、
なぜわたしが今まで雪虫に遭遇しなかったかがわかった氣がした。


会社に着いてから、さらに面白いことが起こった。

ゴミを捨てに外に出ようと、出入り口に向かって歩いていたら
外にはものすごい大群の雪虫が飛んでいて、
向こうの景色が霞んでいるのが出入口のガラス戸越しに見えた。

そこに、先にゴミを捨てに外に出たパイセンが
またしても大きな身振り手振りで雪虫を払いながらこちらに向かって歩いてきた。

彼と行き違いにわたしが外に出たとたんに、
なんと、大群の雪虫がさーっとどこかに居なくなってしまった。

なんだかその様子がおかしくって
一人で声を出して笑ってしまった。

そして、この世界の歩き方がわかったように思えた。


わたしは雪虫に抵抗する氣がそもそもない。
自然の流れの中で、そういうことが起こるなら、それはそれ。

その状況をただ受け容れるだけ。
大群の雪虫が現れても、ただ受け容れながら歩けばいい。
日ごろからできるだけ、
そんなふうにものごとを捉えるようにしている。

受け容れるとは、
抵抗をやめること。

わたしは抵抗する氣がそもそもないから、
抵抗しなければならないような現実を創り出さなかっただけ。

だからこれまで雪虫の大群に遭遇することがなかったのだ。
嘘みたいだけど、現実創造とはこういうこと。

ほんとに、たったこれだけ。

だけどこれが、何事にも適用されるこの世界の法則なのだ。

何事も、ただ受け容れながら前に進む
それが、この世界の歩き方の極意。

雪虫とパイセンが、そのことをわかりやすく教えてくれたできごとだった。
パイセンにはいいもの見せてもらって感謝(笑)


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