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ヘーゼルナッツの経口免疫療法は可能か?|2024年4月1日

■ ブログで公開した内容の深掘りです。

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ナッツアレルギーが増加しているなか、ヘーゼルナッツ(ハシバミ)経口免疫療法に関する報告があります。

■ 木の実アレルギーの増加が、知られるようになってきました。
■ 世界中でナッツアレルギーが増えていて、日本でも3年ごとに行われる全国の食物アレルギー調査で、2015年には8位だったナッツが、2018年には4位に、そして2021年には3位に上がっています。

令和3年度 食物アレルギーに関連する食品表示に関する調査研究事業報告書

■ 日本でのナッツ類のアレルギーでは、クルミが最も多く、全体の56.5%を占めていて、次にカシューナッツが21.2%、マカダミアナッツが5.5%となっています。
■ アーモンドやピスタチオ、ペカンナッツ、ヘーゼルナッツ、ココナッツ、カカオ、クリ、松の実などもアレルギーの原因になっています。
■ ヘーゼルナッツのアレルギー検査は直接はなく、「ハシバミ」としての特異的IgE抗体を検査することで確認できますが、日本ではそこまで多くはないということです。

■ しかし、特に欧州ではヘーゼルナッツアレルギーが多いとされています。

■ ヘーゼルナッツのアレルギー治療には、経口免疫療法が注目されています。これについての報告をみなさんと共有したいと思います。

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noteでは、ブログでは書いていない「まとめ記事」が中心でしたが、最近は出典に基づかない気晴らしの文も書き散らかしています(^^; この記事よかった! ちょっとサポートしてやろう! という反応があると小躍りします😊