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愛しのプードバちゃん

ゴールデンウィークの間 家にあるCDやDVDを整理して 分野毎に並べ替えるという大仕事をやりました。そんなに 枚数は多くはありませんが、最近 聞きたいと思った時に あり場所が見つからなくなってしまい 思い切って 全部棚から下ろして並べてかえました。そうしたら 買ったことを忘れていたCDやDVDが 沢山出てきてびっくり。しばらくは、これらを聴くだけで楽しめそうです。
そんな中に、何処か見慣れた顔写真の付いたCDのジャケット。名前を見ると「オリガ・プードバさん! これってもしかしてプードバちゃんのCD?」
プードバちゃんは マリインスキー劇場で歌っているコロラトゥーラ ソプラノです。リゴレットのジルダや 金鶏のシェマハの女王などなど 色々な公演で美声を聴かせていただいたソプラノ歌手です。小粒です でも油断をしていると ガツンとくるパンチを容赦なく打ち込んでくる歌手というイメージです。彼女が CDを録音していたとは知りませんでした。
前置きが長くなってしまいましたが、そんなこんなで思い出してしまったプードバちゃんの演奏を 今回は皆さまに紹介したいと思います。
『リゴレット』のジルダ、『魔笛』の夜の女王、『ランメルモールのルチア』などなどいろいろレパートリーはありますが、その中から リムスキー・コルサコフの最後のオペラ 『金鶏』 から 「シェマハの女王のアリア」を紹介します。
金鶏は、革命前に明らかな帝政ロシアの皇帝をほとんど『大馬鹿者』と批判した作品を発表。さすがにいろいろごたごたとしたのですが、結局 革命前に上演されてしまった。
このオペラの中で、唯一最高の悪人がシェマハの女王。美貌を武器に男たちをころころと手玉に取り、破滅させていく恐ろしい悪人。そんな彼女が、舞台上の王様だけでなく、劇場中をとりこにしてしまうのがこの歌です。 
「あぁ! プードバちゃんに会いたいなぁ」(^^♪

『金鶏』シェマハの女王のアリア


『リゴレット』 ジルダ プードバちゃんのジルダもすごかったです。


Making of リムスキー・コルサコフ『雪娘』より プードバちゃんのインタビューも見られます。


by …とりこになっている こばつね

ぺテルで劇場へ行こう!』、ペコのサイトにぜひ遊びにきてくださいね。

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