パガニーニ作曲 「カンタービレ」 ニ長調 作品17番
超絶技巧の曲ばかりのパガニーニのバイオリン曲の中で、ゆったりと楽しめる名曲です。時々オクターブ超えのビッグジャンプやグリッサンドのようにスケールしていくところ、半音階でオクターブ上がり切った後に上下に「計点越えのジャンプ」をしなければならなかったりとか 演奏者にとっては油断ができない、やっぱり「パガニーニ」の曲ではあります。
有名な曲なので、インターネット上にはたを検索すると、だただ演奏を投稿しているだけではなく、どのように弾くと良いのかを解説してくれている動画も多くあり、演奏者の目線から、興味深く拝見することができます。
以下はインターネット上に見つけた解説です。
以下 引用 ======
ピアノ伴奏を伴ったバイオリン独奏の短い曲ですが、パガニーニの美しい メロディが大変印象的です。ゆったりしたテンポの中、バイオリンは終始 たっぷりとメロディを弾きます。
ピアノは和音伴奏が主で、あまり表には出てきませんが、柔らかくこれを 弾くのは結構難しいです。ピアニストはそっと目立たず、パイオリンソロ に寄り添うのも一つの楽しみでしょう。
ここでは第一主題がどうとか、転調がどうとか、そういう議論は一切不要 です。とにかく美しいメロディに身をまかせましょう。
旋律はパガニーニらしく上がったり下がったり変化してゆきますが、 大きく跳躍して高い音へ飛ぶところが何個所かあります。特にそこのところがキューッと心が締め付けられるようなインパクトがあります。
同じ聴くなら、その高く跳躍するところを息を止めて、バイオリニストに なったつもりで聴いてみてください。新しい感動に出会えるかもしれません。
(http://clsscclb.blog.fc2.com/blog-entry-36.html)
引用 終わり ======
私は 五嶋みどり さんの演奏をよく聞いています。「パガニーニ カンタービレ」で検索すると大体トップの方に現れてきます(最近Notesにリンクをうまく貼りこめないのでご自身で検索してみてください)。
この録音が入っている CD 「Midori Encore」は確か以前も取り上げました。みどりファンの方ならばお手元に置かれることを考えられても良いのかなと思います。
By こばつね
https://sites.google.com/view/gekiko/ホーム
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