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言葉はさんかく こころは四角

十五階で降りた。はずだった。 「暗闇」が目の前に広がっている。黴臭く、背筋がヒヤリとする。そこに長時間居座ることを身体が拒絶しているかのようだ。エレベーターのボタンを押してみるが、動く気配がない。壁伝いに廊下を歩いていこうにも、一向に暗さに目が慣れない。自分の桿体細胞が全く機能していないのかとも思ったが、どうやらそうではないらしい。いくら虹彩を開いても光を感じ取ることが出来ない、正真正銘の「暗闇」だ。 途端に、内側から滲み出る恐怖にも似た何かに包み込まれるような感覚に襲わ

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