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出る杭 【100日プロジェクト28日目】

You don’t know what you don’t knowというフレーズがある。

知らないことは知らないから仕方がない。自分にとってすでに当たり前のことを(例えば「カナダっていろんな国の人が普通に混じって歩いているんです!」とか「全てが英語とフランス語表記です!」とか)SNSで発信して、それを「そうなんですね!すごいです!」などど拡散されているのをみると、うーむ、と思うのだけど、その人は今まで知らなかったことなのだから仕方ない。

私がまだ行ったことがない場所(たとえばパリ)に行って、「エッフェル塔って、すごく混んでます!」とつぶやいたとしたら「もう知ってるよ!」と思う人はものすごく多いだろう。

これは以前ポッドキャストでも話したことだけど、人は誰だって知らないことにびっくりするし、普段とちがうことに目がいくもの。それが人の性というものだろう。

だからピンクの髪の人や、体中タトゥーだらけの人、または男同士で手を繋いでいる人たちがいたら、それを知らない人達、まだ見たことがない人達はびっくりして、後ろ指を指すかも知れない。

でもそれをしょっちゅう見聞きしている人達にとっては、「何をいまさら。。。」という感じである。

昨日収録したポッドキャストで(数日後に公開されます。このページをチェックしてみてくださいね)、ウィメンズマーチの話をしていて、日本人はデモに否定的な人が多いらしいという話になり、co-hostのみかちが「日本人って、和を乱すのが嫌いなんじゃない」と言っていて、おもわず膝を打った。

和を乱さないようにして、何も言わないで、目を合わさないように。。。というのができない私はカナダにもう20年住んでいる。カナダに限らないと思うけど、海外に住んでいる多くの日本人に共通しているのは「出る杭」側の人が多いということだ。私も、人にあわせるのが苦手なクチだ。ストッキングはかないし、メイクをするときは、いわゆる「ナチュラルメイク(死語?)」とかしないで、自分が好きなメイクをする。服も、自分が好きなものを適当に着ている。

だからもう日本には住めないと思っているけど、私はこのままずっと「出る杭」で良いと思っている。和にあわせるのが窮屈と感じる私は、日本人ではないと言われてしまうのかもしれない。

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