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チャンスかリスクか【100日プロジェクト46日目】

昨日の打ち上げででてきた話。

私は時々、海外のビジネスから連絡をうけ、日本の商品を海外で売りたいのだけどどうすればいいか、とか、日本のこの商品を買いたいのだが、などというコンサルティング案件を受ける。例えば、日本の特別な品種の小麦粉を購入したいので、その会社に連絡してくれ、と言われて通訳をしたり、または日本のこれこれこういう商品を探している、といわれればリサーチもやる。

そしてそういう時、海外とのビジネスに消極的な日本の会社というのをみかける。

以前、とある海外のブティックから、日本のあるブランドの洋服、雑貨などが彼らのブランドにとてもマッチしているのでぜひ海外でも売りたい、という旨の相談を受けた。日本の会社に連絡して、状況を説明し、まとめて洋服を購入すること、また先払いすることも伝えたが、最終的な答えは「ノー」だった。

クライアントにそのことを伝えると、 「I don’t understand. 何か私達間違ったことしたのかしら?」と聞くので、「そんなことはないですよ。彼らはただ、海外とビジネスすることに興味ないようです。」というと、「Why?」とまた聞かれたが、「I have no idea.」としか言いようがない。

この現象について、昨夜その場にいた人達と話してみたのだが、こういった経験をしているのは私ひとりではなかった。日本のお茶を輸入している友人も、取引してもらえるまでにものすごく時間がかかるし、ノーと言われることも多いそう。ちなみに彼は白人だが、日本語はぺらぺらだ。

色々話した結果、恐らく(もちろんこれはかなり一般化された意見で、全ての人がそうであると言っているわけではないけど)日本人の多くは海外とのビジネスをリスクと捉える人が多いのだろうという結論に達した。逆に、海外の会社は自国以外でビジネスを展開することをチャンスと捉える向きが多いと思う。

自社の商品に自信があるなら、海外でも売りたいと思わないのだろうか?と私などは疑問に思うのだが、多くの日本人はそうは思わないようだ。これは私の推論だけど、コントロールの問題でもあると思う。あと結構あるのが「めんどくさい」という概念。外国語だし、わからないし、と。

もちろんリスクを慎重に計算しないですべてにイエスというのもどうかと思うが、成長するにはある程度の「めんどくささ」は必要だと思うのは私だけなのだろうか?石橋を叩いて渡るというのが典型的な日本人なのかもしれないが、叩いて渡らない人が多すぎる気もする。

私はどちらかというとリスクを取る人間で、飛べばネットが出てくると思っているフシがある(それでももちろんネットが出てこない時もある)のでなかなか理解しがたいが、リスクを犯さずに一体どうやって成長できるというのだろうか?



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