見出し画像

#54 2018.05.13 幕張メッセ 大原ゆい子「あにゅパ」スペシャルゲスト参戦 セトリ&レポ

「前置き」

晴れ女で有名なゆい子さん。デビュー以来(デビュー前は不明)東京開催単独ライブ(イベント含む)では今だ雨が降ったことがないからです。

色々条件ついてますが、東京と区切ったのはかつて一度だけ雨だったのが横浜だったからそれを除くために。そして単独と書いたのは同事務所のYURiKAと合同でイベントを行うと、何故か雨の確率がめちゃ高くなります。なので、それも除くと・・・という条件付きにはなりますがゆい子さんは晴れ女なんです。

そんな今日は千葉、幕張メッセ。なので東京開催、という条件から外れるので天気は関係なし。。とは言え、ものすごい雨でした。みなとみらいサーカスの時ばりに降りました。(これでかなり晴れ女力弱まったかも、噂ではDが雨男らしいですが)

さてさて、今宵は「あにゅパ」ゲスト参戦。昨年のセットリスト見ていると、メイン出演者は皆5曲歌い、シークレットゲストは1曲のみ。ということは今年はシークレットではないもののゲストは1曲のみ・・・?

チケット代めちゃ高く手数料やら月会費入れると10000円近くなりましたが、これは過度な期待はしてはいけない。そんな空気が流れつつありました。天気予報も翌日が雨から、今夜の雨に変わり、さらに早まって昼にはザーザー降りに。

それらでかなり足が重かったですが、本日が絶対に行かないとならない理由がありました。5月13日、そうその前日12日は、私が「大原ゆい子」のファンになった日。2年前のこの日、対バンで観た「大原ゆい子」に惹き込まれて心も体も奪われ本日まで「大原ゆい子」一筋に命捧げてきました。

3年目のスタートにもなるライブ。2年目最後のライブは行けませんでしたが。そうなんです、終わりとスタート、2度連続外す訳にはいきません。

2次選考で紙チケットを購入。なんと噂では転売阻止のため電子チケットの方が良席が当たるとのこと。それでも私はアリーナ席、Bブロック。ステージからは約17列目。キャパ9000から考えれば、かなり良い方では。まぁ悪くはなかったです。

さらに良かったのは私の真ん前の列、2席が空席。これが一番でかかったです。前がいるといないで圧迫感、全然違いますからね。

でも仮に2階席だったとしても前の方ならアリーナB,Cブロックより近いな、という感じでした。ステージからも見やすいのか、演者良く駆け寄って手を振っていましたので。3階席が当たっていたらさすがに事前に回避していたかも・・・。

17時頃に会場につき、半頃席の方に向かいます。前座のDJが有名アニソン流し、音だけにも関わらず客席すでに大盛り上がり。この段階で客席6割くらいは入っていました。

ちょうど私の席の近く、AとBブロックの間の通路中央でペンライトもって輩が群がっては回る回る。これを見て私もついに異世界に漂着してしまったか・・・と、実感してしまいました。立った鳥肌はもちろん感動ではなく、悪寒以外何物でもありませんでした。。

本日はゲスト含め6組の登場。巨大ステージにもかかわらず(だからか)ほぼ定刻18時スタート。(小さな箱でスタートがずれる意味が未だに解らない)最初にステージスクリーンに本日の出演者が1組ずつ、映像に映し出されます。

トップバッターがfhanaで、演奏もfhanaからだったので、あ、この順番で出演していくんだな、とこの段階で解りました。このスクリーン映像、ゆい子さんは3番目でした。

2組目はi☆Ris。1組目、2組の間はいわゆる転換時間がありました。それでもさすがは巨大ステージ。楽器をそのままスライドさせればステージ上は何もない状態。すぐに2組目に移れます。転換5分もなかったと思います。ここはものすごくいいところですね。

ライブハウスはしょうがないっちゃしょうがないですが、この転換時間がほんと無駄に感じます。なので1つのライブで出演するのはせいぜい3組が限度なんだろうな。

そしていよいよ3組目。やはり先程の順通りでここでゆい子さんの登場です。しかしここに誤算があったかも。先ほどの転換時間を思い込んでトイレタバコ休憩に外に出てしまう人も多数いたようです。

この時の転換時間はわずかに2分程。i☆Risは楽器ないので、ほんと演奏終わった直後には、ゆい子さんが暗闇のステージに立っていました。ゆい子さんもサポートなしのアコースティックギター1本のみだったのですぐさま演奏が始まります。これにより「大原ゆい子」すてーじ、スタートを見逃した方結構多かったのが痛かった。

「本編」

1「言わないけどね。」

MCなし、チャイム音なしの「勘違い♪」でスタート。スクリーンには「からかい上手の高木さん」のOP映像。これまでで一番圧倒的なキャパ数とステージの広さでゆい子さんの緊張が心配されましたが、ものともなく。いやむしろこれまでで観たことのないくらいの力強く、そして心のこもった「言わないけどね。」を披露。

事前のリプで「緊張しないように」等々声かけようか迷ったのですが、逆に気を使わせてしまうんだろうな、ということで触れないようにしていました。

ステージはやはり遠く、表情までは見えなかったですが、楽しそうに歌うゆい子さんの笑顔がスクリーンに映し出され、緊張していないな、ということも感じ取れました。終始にこやかに歌えていてとても良かったです。

ライブ翌日のゆい子さんブログでも、緊張しなかったことが書かれていました。ステージから見えるペンライトの光がとても心地よかったようです。実際、遠くを見ていれば客席の表情までは解らないから、気にせず緊張せず歌えるのかも。

私の席も上手際の方だったので、ちらっと横を見てると、全体の半分側、2階3階席も見渡せます。改めてこの巨大ステージの中で「大原ゆい子」が歌っているんだ、と実感出来てこれがほんと感動的でした。この中でこの時を過ごせ、この光景を観られただけでも、今日遥々来た甲斐があったな、と。

どうだこれが「大原ゆい子」だぞ!ライブ中にそんなことまで思いました。これはこれまでになかった感情ですね。この光景を見て、そんな想いまでも浮かんできました。

事前にリプで上手で観てます!とお伝えしていたので、ゆい子さんは普段のライブではほとんど上手方向見ないんですが、今日はたくさん見ていた気がします。そこも気持ち高まりました。こういうのはもちろん妄想ですがもう妄想したもん勝ちですよね・・・。

衣装は「言わないけどね。」MVの衣装でした。多分初でしょうか。最初からずっとこれで良かったのに・・・

MC

なんと、ここでMCです。MCが入るということは2曲目もあるということ。いや、ほんと最悪は演奏前にちょろっと自己紹介して1曲だけ歌ってお終い、もあると思っていたので。

「大原ゆい子です。今日は地元千葉、そして幕張メッセで歌えて嬉しいです。」幕張が地元みたいになってしまいます。

歌ももちろんですが、これですよ、これ。しゃべりだすとさらに会場の熱い空気を癒しのオーラで包み込みます。その後のツイッターでも絶賛の嵐でしたね。

私の周りの席も大興奮。隣の若い連中は「ちょ、かわいいんだけど・・・」「すっげ・・・」を連発。前の列のカップル、女子も「かわいいっ」と悶絶しておりました。

MCの続き「昨年は代々木でのあにゅパを客席で参戦(観戦)してました。今年はこのステージに参戦出来てありがとうございます。」去年デビューもしてなく一般人が一般席で観ていた。というようなニュアンスでしたが、もちろんデビューもしています。ゲスト席で観戦していた、ということでしょうね。

「今日は皆さんがよく眠れるようになる魔法をかけます」きたきた、きたぞ。9000人の観客席上空に「???」の文字が浮かび上がったのがはっきり見えました。普段のライブハウスでは「?」くらいの大きさですが、元気玉と同じ。キャパが大きくなり、皆の「?」が集まるとこうも大きく見えるものなんですね。これ見られたもの今日の収穫でした。

2「星を辿れば」

「言わないけどね。」同様にスクリーンに「リトルウイッチアカデミア」1クール目ED映像が映し出されながら歌います。1曲だけと半ば諦めていたところ2曲目、一気に200%アップですよ。これは嬉しすぎます。

そしてこの「星を辿れば」が神がかっていました。過去1番良かったのは同じ幕張メッセ(ホールは違う?)で行われたワンフェスでの「星を辿れば」。それを超えるくらいの神々しさ。

幕張には、いや千葉だと力の発揮具合が変るのかも?八千代のリリイベも物凄かったし(あ、あれは短パンだったからだ・・・)ステージが大きいから?

多分そうなのかもしれません。普段の小さいステージでは「大原ゆい子」から出てくるオーラが制限されてしまっているのかもしれません。巨大なステージになるほど、比例し「大原ゆい子」から出てくる光は巨大化し、さらにはそれを会場全体を包み込みます。

この効力がとてつもなくて、そこで聴く「星を辿れば」がもの凄く心地良かった。ある意味最前近くで聴くとこの会場全体の景色が見られないでの、その感覚は解らないと思う。(当然それはそれでまた違う物凄い効果があるんだろうけど)

参戦するのにかなり足が遠のいた、いや、行くことは行くけど、来たは来たが、遠くてさらに曲数少なくてがっかりして帰るんだろうな、と思い込んでいたので、そんな悪寒をばっさり切ってくれました。想像もしなかった景色、ライブ、そして感情を味わうことが出来ました。

やはりどんな場所でも、例え1曲でも「大原ゆい子」の曲を1つでも多く聴きたい。同じ場面、景色、ステージはないから。改めてそう感じました。

自分にとってはファンになって3年目、一発目のライブ、最高のステージででした。ゆい子さんご本人はそうは言っても緊張したんでしょうが、それを全く感じさせないライブでした。


「今日も蛇足」

いわゆるこういったアニソンイベントは今後回避かな、と。参戦する前まではそう思っていました。先日のアニメジャパンがクソクソだったので。こうやってちゃんとした会場で、真っ当な(金額さておき)方法でチケットが入手出来るなら全然ありですね。いやむしろこれならまた行きたいと思いました。

収穫はたくさんありました。i☆Risの久保田さんが天使過ぎたし。ゆい子さんがアニサマも出るなら(もうほぼ出ない?)チケット取っていいかも。i☆Risも出るみたいだし。アニュータはひとまず解約しましたが。。

要は巨大な対バンライブですから、ゆい子さん側(スタッフ)にとっても、てっとり早くその力をアピールすることが出来ます。

ちまちまとリリイベやったりラジオ出たりイベント組んだりするよりも圧倒的に未知の方に宣伝出来ますから。繋がりや金銭的なものは良く解りませんが、効果は間違いなくこれまででも断トツ一番でしょう。

後はそれだけで終わらず、ここで知ってもらった方々をどう定着させていくか。今回は幸い、ワンマンライブ追加公演があります。グッドタイミングです。2日たって売り切れていないのは逆に心配ですが。(昼公演の2時間ソールドアウトは何だったんだろうか。高木さんファンの方が多数いて、夜まではいいか、という方が結構いるのかも)

そうこうしているうちに「残り僅か」マークに変わりましたね。1週間以内で売り切れれば万々歳です。

より知ってもらう為にはこのワンマンは絶好のチャンスでもありますが、でもやはりワンマン5000円って、ちょっと気になる人には敷居が高いです。こんな時こそ昔やっていたような対バンライブがいくつか予定組まれていると「お、これ行ってみようかな」となるんですがね。そこが勿体ないところです。

これらの組み合わせで一気に固定ファンが増えると思います。関係者は色々色々と忙しいんでしょうが、この時はもう二度と戻ってきませんから。攻められる時に攻め切って欲しいものです。

あともう一つだけ、せっかくの大きなステージ。やはり上手下手へ移動してステージいっぱい使って欲しいですよね。他の演者はフル活用(さすがに慣れていました)。ギター奏で、スタンドマイクだから。というのはありますが、無線アンプも一時やっていましたし。こんな時ように何度かヘッドマイクも付けてライブもしておいていいのかな、と。

こういうステージはエンターテインメントショーでもありますから。どれだけ客席にアピール出来たのかも客席に与えるインパクトが変ってきます。ステージちょっと動くだけでも、心揺さぶりますよね。

ヘッドマイクはイメージちょっと違うなら間奏の時くらいでも、5mくらいは動いて欲しいですよね。大きなステージに合うからこそ、この辺もそろそろ意識して練習しておいた方が良いなぁ、と感じました。

今宵のこのステージで、アニソンがどうのこうのはさておき、「大原ゆい子」をより大きなステージで、観てみたいと確信しました。

我々ファンもまだまだ夢の途中であります。辛い言葉も多々投げかけますが、良い時は当然誉め称え絶賛します。そんな声が少しでも届いてゆい子さんの力になるよう、でもゆい子さんの足を引っ張り過ぎないよう、ファン3年目これからも全力で「大原ゆい子」応援していきます。






この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?