耳が痛いことを言われた時の、あの反応…
仕事もプライベートも充実するカギとなる「パートナーシップ」を専門とするコーチ&トレーナーであるHOSUです。
日本中の人々が、日ごろの体験に引き当てながら「パートナーシップ」について深められるフィールドとして、このマガジン「パートナーシップを磨く」を発行しています。
連投81日目。
人から耳が痛いことを言われた時って、なんていうか、言われる内容や状況や相手によっていろいろだけど、あんまり心地の良いものではないですよね。
耳が痛いことって、「いまのままじゃだめだよ」ということが基本ですもんね。
・あの言い方は良くないよ
・◯◯さんが、ショック受けてたよ
・いちいち言わないと、できないの? 等
で、耳が痛いことを言われた時の反応って、往々にして、不快なものが多いのではないでしょうか?
わたしの場合は、心臓が一瞬きゅっと締め付けられるような反応があり、鼓動が早くなり、どす黒いなにかが全身を駆けめぐり、顔の表情は引きつり、めまいのように頭が揺さぶられるような感覚が起きます。
その後は、閉口するか、取り繕うように弁明をするかが多いかな。わたしにはあまり起きないけれど、人によっては逆切れしたように大きな声で反論をしたり、相手を攻撃したりすることもあるでしょうね。
どれも、自分の何かを守るための反応にすぎないのです。ある意味、コントロール下にあるというよりも、条件反射に近いくらいの防衛反応といっていいのかもしれません。
この反応、先ほども言いましたが、言われる内容や状況や相手によって違いますよね。とりわけ、言われる相手との間にパートナーシップがあるかどうかは、最も重要なカギだなと思います。
なぜなら、あの反応は「防衛反応」です。自分の身を守らなくてもよい相手であれば、ただ「あ〜やってしまったな」とヘコんだり、反省したり、申し訳ない気持ちを味わったりする時間がもてますよね。
そうした時間がもてることで、言われたことをしっかりと受け止め、言われた自分もしっかりと味わい、後にひきずることなく一歩前に進むための行動を選択できるようにもなります。まさに、レジリエンスを高めることにつながる時間となるわけです。
仮に、相手が矢継ぎ早に言ってきたり、味わっている時に意見を求めてきたりして、「あ、いま自分をしっかり味わう時間がない」と感じたとしたら、その瞬間にはパートナーシップがないのかもしれません。そういう時は、自分自身に味わう時間を持たせてほしいことを伝えるために、「ごめんなさい。少しだけ自分を見つめる時間を、わたしにください」と言ってみるのもよいでしょう。相手がそれで承諾してくれたその瞬間にパートナーシップがある関係がその場に現れます。
あなたが、耳が痛いことを言われた時に、今日の記事を思い出して、パートナーシップを創作し、防衛反応ではなく、誠実な対応を選べるあなたを後押しできたとしたら、わたしは嬉しいです。
(※明日は、耳が痛いことを言う時のことにも触れます)
記事に価値があると認めてもらえることは、何より嬉しいですし、とても力づけられます。いただいたサポートはパートナーシップの価値が大きくなる使い方につなげます。