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新卒でベンチャー企業って実際どうなの?

この記事の対象者

まず、この記事をぜひ読んでほしい方としては下記に当てはまる方です。

・IT業界に興味がある方
・SESに興味がある方
・ベンチャー企業に興味がある方
・同じSEとして働いている方
・転職を考えている方

ベンチャー企業やシステムエンジニアって実際どうなの?ってところを働いている側の目線からお話しできればと思います。
参考になるかわかりませんがぜひ読んでみてください。


経緯

最近は企業の採用担当の方がSESや企業についてブログで紹介していたりするのをよく見かけます。

ですが、会社の宣伝としての意味合いが大きいのでここだけの話、いいことしか書かないんですよね。
私も会社でブログを書いていましたが、就活生や転職者が知りたいことはこれではない気がする、、と思っていました。
そこで今回はベンチャー企業のリアルをお話しします。

前提として、私が経験したことを元に話すのでこれが全ての企業に当てはまるわけではなく、あくまで個人的な意見なので「ふーーんそんなところもあるんだ」みたいな感じでみていただけると助かります。

結論

結論から言うと、何か明確にやりたいことやこだわりがない限り、新卒でベンチャー企業はやめた方がいいです。
特に社員数が100人以下の比較的規模が小さい、または設立10年以内の若い企業は、給料面や住宅手当や賞与などの福利厚生、研修制度も充実していないことが多いですし、急成長している企業でなければ将来性という面でもよくないです。

基本給が安い

気になる企業がある場合は基本給を確認しておきましょう。
理由は賞与(ボーナス)に影響してくるからです。賞与は基本給の○ヶ月分で支給されることが多いです。
月給が25万ほどあっても〇〇手当として支給することで賞与が安くなってしまうので要注意です。
私が以前いた会社では月給は25万ほどありましたが、基本給は15万くらいしかなかったので賞与も1年間で15万しか支給されませんでした。

具体的な評価制度があるかどうか

最初は年収がある程度高ければ気にならないかもしれませんが、具体的な評価制度や昇給の方法が示されているかどうかはとても重要です。
年収に直結してくる観点なので必ず確認しましょう。
確認することとしては以下です。

・何を基準に評価しているか
・誰から評価されるか
・年収アップのイメージ

私が以前いた会社では具体的な評価制度がなく、評価の対象は月1回の月報での報告と、OJTで一緒に現場にいる先輩社員からの報告だけでした。
どのように評価されているかのFBも私に告げられることはなかったのでとても不安でした。

自社業務をさせられる

SESの案件業務だけでなく、自社の業務をさせられる場合があります。
例えば、広報や人事活動です。
私の場合は広報活動として月に1回2000字ほどの会社のコンセプトブログを書いたり、会社のPR動画の撮影を社員で行ってきました。
さらに人事活動では会社説明会やインターンシップの司会・説明をすることもありました。もちろん案件業務と兼任なので練習や講習も全くと言っていいほどなく、軽く流れを説明されて行うといった感じでした。

規模が小さい会社では役割が明確に決まっていない場合があるので自分の業務だけが仕事ではないというのが特徴です。
この点はもちろん求人票には書いていないですし、やれと言われたら断れないので念頭に置いておく必要があります。

終わりに

私がベンチャー企業に就職して今までの経験から感じた点はこんなところです。
デメリットばかり挙げているように見えるかもしれませんが、批判しているわけではありません。私はベンチャー企業についてよく勉強せずに就職してしまったので後悔が残りました。これから就職・転職をする方には私のように後悔してほしくないという思いがあります。今は転職アプリや転職エージェントのCMや広告をよく見ますが、「ダメだったら転職すればいいや」という考えは危険です。会社説明や求人票には良いことしか記載がないため、良い点、悪い点を考慮した上で、慎重に判断するといいかもしれません。

最後まで読んでいただきありがとうございました。


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